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『ん…、あれ…？』
渡「あ、起きた？ごめんね、休みの日に呼び出して」
彼の眠りに引きずられるようにいつのまにか眠っていたようで、体には毛布がかけられていて、ベッドに座って携帯をいじっていた彼と目があった。
『毛布、ありがとうございました』
渡「そんな警戒しなくても、もうしないよ」
恐る恐る毛布を返しに近寄ったら、どことなく寂しそうな顔で小さく笑われた。
『私そろそろ帰りますけど、体調はどうですか？』
渡「んー、寝たらスッキリした。
でもさっき測ったらまだ微熱はあったから、今日は送れないんだけど大丈夫？」
『ゆっくりしてください』
渡「ありがとね。あ、忘れ物してるよ？」
そのかわりにと玄関先まで送ってくれたところで声を掛けられ振り向くと、再び唇に柔らかな感触を覚えた。
渡「はい。じゃぁ、今日はありがと。また連絡する」
『あ、はい…』
渡「言っとくけど、誰にでもこんなことしてるわけじゃないから」
2度目のキスの理由も聞く勇気はなく、ぎこちないままに扉を開くと、後ろからいつかも聞いたことのあるような台詞が投げかけられた。
この日以来、会うたびに彼は別れのキスをするようになった。
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夕凪(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます！綺麗に完結できるよう頑張ります！ (2020年5月16日 8時) (
レス) id: cdd597421f (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - すごく切ないです（ ; ; ）ハッピーエンド期待しております！ (2020年5月16日 1時) (レス) id: b6de7731d0 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます！ドキドキしていただけて、とても嬉しいです！ (2020年5月10日 11時) (レス) id: cdd597421f (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - こうゆう男性ってリアルにいますし、更に渡辺くんなのでかなりドキドキしてしまいました(^^)更新楽しみにしてます！！ (2020年5月10日 0時) (レス) id: b6de7731d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕凪 | 作成日時：2020年4月24日 19時
