俺様を好きになりやがれっ!†-ヘタリア-†

†-泣く虫-† ページ28

違う!!違う!!何云ってんの私!!

私がギルベルトを【スキ】になるはずなんてないの!!

……私は今でもロヴィーノがスキなの…に…

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私が初めてロヴィーノのに会ったのは、ティノ兄に初めて学校に連れて行かれた時だった。

初めての学校の印象は-…

怖くて、…周りの人間【ﾋﾄ】が大きく見えた。

そんな中、私はティノ兄達とハグレた。

今でもはっきりと覚えている。

その場所は、青空の広がった景色で-…

小さなトマト畑があった。

そこで私は、しゃがんで泣いていた。

貴『…っティノ…、兄…。』

丸くなっている私に声をかけてくれたのは、紛れもなくロヴィーノだった。

ロヴィーノは只…、

『泣く…虫。』

と云っただけだった。

ロヴィーノは泣き虫とは云わずに泣く虫と云って私の頭の上にトマトをひとつ置いた。

ロヴィーノの顔を下から眺めるようにして見た私は一目でロヴィーノに惚れてしまった…。

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