7話 ページ9
教室に戻るともう、半分の人が赤葦京治を忘れていた
赤葦「ねえ、転校していった人ってだれ？」
香里奈「そんな人っていたっけ？」
何人かに聞いて回ったが特に話さなかった人は、もう忘れていた
ちなみに香里奈さんとは友達になった
授業が始まっても集中できなかった
こんなにも一日中授業に身が入ってない日は初めてだ
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
授業が終わった
何習ったか全く覚えてない。考えることが多すぎた
先生「おい赤葦。部活、何入るか決めたか？」
部活。それはもう決めていた
赤葦「男子バレーボール部の、マネージャーがしたいです」
先生「おー、そーか。入部届け渡すから明日出してくれ」
はい、と言って入部届けを渡される
先生「男子バレー部には話をつけておくから今日は見学に行け」
赤葦「分かりました。ありがとうございます」
先生「なんか、赤葦京治に似てんな。名字一緒だしな」
「･･････そうですか」
先生ももう忘れてしまったと思った
まあ、明日には忘れてるだろうけど
赤葦「では」
そう言って早々と去る。
皆んなが自分の記憶を消すのを見るのは辛いし
悲しいけど、少し楽しいかもしれない
昨日覚えていた事を次の日には忘れている。
それを見るのが少し楽しいと思い始めていた私は末期なのかもしれない
男子バレー部に入ったのもそのため
皆んなが自分を忘れる姿を見てみたかった
それだけだ
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ただ現実はそんなものじゃ無かった
･･････親しい人から忘れられるのは、楽しくなんてなかったのをまだ知らない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いいく - 櫻革さん» ありがとうございます！周りの登場人物の行動描写、もっと増やしてみます！ (2019年6月29日 11時) (
レス) id: d85a352cd5 (このIDを非表示/違反報告)
櫻革 - 初めまして。ハイキューが好きなので読んでみたのですが、とても面白かったです!文章もまとまっててすごく読みやすいと思います。ただ1つ言うとすれば、主人公や周りの登場人物の行動描写をもう少し増やすとさらに良くなると思います。応援してます、頑張ってください！ (2019年6月21日 20時) (レス) id: f67f89423c (このIDを非表示/違反報告)
いいく - 卯月さん» ありがとうございます！これからも頑張らせて頂きます (2019年4月5日 13時) (レス) id: 01ba821709 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - 凄く面白いです！続き楽しみに待ってます！( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年4月4日 23時) (レス) id: ac010926fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いいく | 作成日時：2019年3月30日 11時
