太宰さんの妹さんはイタズラが過ぎる様で…… 【文豪ストレイドッグス】

デットアップル 暗器凄いね ページ25

国木田「解った！独歩吟………しまった今は異能が使えんのだった」

貴方「ねぇ、それ自分の異能撃ちながら言う？」

国木田「異能が使えん移譲、此れは唯の紙切れか」

異能を撃ちながら手帳の紙であろうものをぽいっと捨てた

それには【暗器】と書かれていた

暗器………暗器。何処かで聞いたことあるような……

そんなことを考えてると、

貴方「うわっ！？」

ガコンと物凄い音を立てて地割れが起きた

ヤバいね

本格的に異能が僕の異能を僕に使い始めた

早く体制を立て直さないと

異能の立ち位置を知りたかったから地割れの源の方を見たら

…………

あ、来てる

貴方「あぁ！？ちょっ、来てる 来てる！国木田君！

居ない！何で！？あ、ヤバイヤバイ！」

慌てて立とうとしたから地割れの狭間？に足が挟まった！

来てる 来てる

無理に抜こうとしたら足が痛い 当たり前だけどさ！

何か武器を……

国木田君！国木田君……

先刻の紙切れ

貴方「暗器！」

でも、持ってな………







急に思い出した

お兄ちゃんが外に出る時は常に持ち歩けって言ってた

何処の物か知らない鍵……

何故か革のケースに入ってた理由……

貴方「あった！ナイフだ！」

何処に刺せばいいかは予想が付く

後は異能の発動条件となる“触れられる”を回避したらいいだけ



ある程度距離を詰めたら、右手を伸ばして相手の顔を壊そうとする

その手を左手で払い除けて

額にある赤い結晶を砕く！



パリンと綺麗な欠片が飛び散る

色々疲れてその場に座り込んだ

貴方「怖かったーー…………足痛い抜けるかな？」

地割れの狭間？に挟まった足を取ろうとしたら、案外容易く取れた

貴方「さて、僕は途中で脱ぎ捨てた左手の手袋探しに行かなきゃ


……………まぁ、国木田君は1人でなんとかなるでしょ

其れに、僕にはまだやらなきゃいけないことが有るしね」

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