愛しのクチルズ4 (ページ8)

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可愛い嫉妬心② ページ8

それから1週間経ったころ私の元に電話がかかって来た
ジェノから電話なんて珍しいな

「ジェノヤどうしたのー？」

『ヌナ！今どこに居る？大変なんだ！！宿舎にすぐ来て欲しい』

ジェノの切羽詰まった声にただ事じゃないと思った

「わかった、すぐ行く。どうしたの？」

『ジェミンとロンジュンがヌナのことで喧嘩してるんだよ』
そう呟くジェノの後ろから言い争う声が聞こえてくる

「わかった、ジェノは大変だけどなんとか二人がヒートアップしないよう見守っておいて」

幸い宿舎も近くなので、走って向かえば5分もかからない

だからジェノも私を呼んだんだろうけど

チソンがおずおずとドアを開けるとリビングは物が散らかっていてその中心にロンジュンとジェミンが居た

チソンとジェノには部屋に戻って貰うように伝えて、二人の様子を伺う

RJ「俺は迷惑だなんて一言も言ってない！！どうして勝手なことをするんだよ」

JM『ロンジュンの負担になってることは間違い無いだろ？人の悩み聞いて自分も凹んでたら意味ないじゃん』

RJ「へこんでなんか無い！！ただ悩んでるだけだ！！」

JM『それが凹んでる様に見えるんだよ！わざと背負わなくて良いものを抱え込むなって言ってるんだよ』

RJ「お前だってヌナに沢山助けられたくせに…沢山沢山背負わせた癖に！お前は散々頼ってヌナの悩みも聞いてやらない自分の都合良い時に「インジュナ…!」

私が名前を呼ぶとハッとして私の顔を見た瞬間泣きそうな顔になる
ジェミンも私の方をみてバツが悪そうな顔をする

「二人とも色々考えていたんだね。ジェミンの言うことはわかるよ。正しいと思う。だけど、誤解してほしく無いしロンジュンのプライバシーにも関わることだから言わなかったけど、私たちお互いが相談しあってたんだよ」

「結果的に私が悩みを相談することの方が多くて負担をかけてたのは間違い無いよ。ロンジュンのことを考えて言ってくれたんだよね？」
ジェミンに近づいて下を向いたままの顔を覗き込むと抱きしめられた