愛しのクチルズ4 (ページ2)

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強引に導いて③ ページ2

RJ「あの手紙を見た時の俺の気持ちわかる？腸が煮えくりかえるような気持ちを初めて知ったよ」

RJ「俺だけ何も知らなかった。俺はお前の特別だと思ってたけど違うの？」

ロンジュンの問いかけにも泣くことしかできない。

ごめんなさい。

臆病なわたしでごめんなさい。

「ご、ごめんなさい。ロンジュン」

RJ「はぁ…」

ロンジュンは一度ため息をついて私の体から手を離す。

RJ「A覚えてる？昔、俺ら二人売れ残ったら結婚しようって言った話」

急な話題に驚いたが「うん」と返事をした。

RJ「あれ撤回な」

そう言うことか…

「うん」

震える声で返事をする。

ああ、本当に彼を怒らせて嫌われてしまったんだ。と自分でしたことなのに涙が溢れる

こんなに時間も経ったもの。昔は好きな子は居ないって言ってたけど、今は好きな子できたのかな？もしくは彼女ができたのかな……

どちらでもいい

ロンジュンが幸せでいてくれたらいいや

暗い部屋の中で「ロンジュン幸せになってね」
そう伝えてドアノブを手探りで探す。

ドアノブを掴んで外の光が差し込んだ瞬間に、ロンジュンに止められまた、ドアが閉まる

RJ「売れ残るまで待ってらんない」

RJ「第一Aみたいな奴が売れ残る訳ねぇだろ！」

RJ「また、逃げられたらたまらない。」

RJ「俺と付き合え！そして結婚するぞ」

RJ「なあ、聞いてる？」

予想外の言葉に息が止まったみたい。

「ロンジュン…ほんとに言ってるの？」

RJ「これまで、ずっと我慢してた。Aはきっとジェヒョニヒョンが好きだと思ってたから」

RJ「二番手に甘んじてたんだよ。あの手紙見て今までの俺の行動に後悔した」

RJ「今度は後悔したく無い。Aが好きだよ」

RJ「Aの不器用なところと優しさも、努力家なところそして案外毒舌なところも全部愛してる」

RJ「愛してるからどこにも、もう、どこにも行かないで」

私の手を絡みとって繋ぎ合う

私はもう言葉が話せないくらいに泣いていた

嫌われたと思っていた人からこんな思いが聞けるなんて思ってもいなかった。