強引に導いて�� ページ1
RJ「バカ」
その声は少し震えていた。
RJ「勝手に携帯変えやがって」
RJ「勝手に居なくなりやがって」
RJ「勝手に勝手に…決めるなよ」
RJ「一人で全部決めるなよ」
RJ「俺がどんな気持ちであの時いたかわかるか？お前に俺の辛さと痛みがわかるか？」
RJ「それなのに、お前は…Aはチョンロとチソンに連れてこられて中心で泣いたり笑って……」
RJ「ヒョンたちにハグされて…」
背中に回った手にギュッと力がこもる
RJ「手紙を読んだ時のあの時の衝撃をわかるか？」
RJ「何も書いてない手紙を……見た時の気持ちを考えたか？」
ロンジュンが怒りで震えるのもわかる。
私はそれくらい酷いことをした。
ロンジュンの気持ちを傷つけるには十分すぎることをした。
私はあの日、他のメンバーにはグループを脱退することや事実を綴った手紙を渡した。
ロンジュンにだけは、何も書いていない手紙を渡した。
ロンジュンにだけは、なんて言ったらいいかわからなかった。
彼に手紙を書こうとしても涙が出てきてかけなかった
便箋が涙で濡れてしまい、私はそのまま封筒に手紙を入れた
彼は一人、私に真実を伝えられないまま脱退することを知ったはずだ。
彼にはきっと、私は素行不良で熱愛が事実でグループを捨てた酷い女に写っているはずだ…
そう思って欲しかった。
彼には私を嫌いになって欲しかった
もう2度と会いたく無いくらい嫌ってて欲しかった
私のことを思い出したく無いくらい嫌って欲しかった
だって、わたし、
ロンジュンのことが好きだから……
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作者名：えむ
| 作成日時：2023年6月14日 0時
