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最後の仕事 ページ26
TYside
Aにお願いごとをされた。
ヒョンにしか頼めない。
絶対に守って欲しいこと。
悪いと思うなら絶対に約束して、守って欲しいと言われた。
『わたしがみんなに手紙を書くので、みんなが手紙を燃やすまで見守ってください』
そう言われた。
その時がいまかいまかとドキドキしながら過ごしていた
それが今日なんだろう？
A主催の食事会の最後Aは僕たちにプレゼントを残して去った
メンバーみんなに欲しいものをプレゼントしていた
そしてそれぞれが手紙に気づいて読み始める
メンバーからは、ため息や嘆く声、そして涙を流して鼻をすする音
沢山の声が聞こえた
Aからの手紙はこう書いてあった。
自分は契約更新をしないこと。
この事務所を離れること。
メンバーを愛しているということ。
そして謝罪の言葉
その下に個人に向けてのメッセージがあった
テヨンイヒョンへ
リーダーという重い役職に加え、更に私の存在が不安を与え悩みの種であったと思います。
大人に注意された時、ヒョンがいつも横にいて庇ってくれたことはとても頼もしかったです。
優しい繊細なヒョンだから無理しないで欲しいです。
ヒョン今までありがとうございました。
Aはいつも頑張っていた
もし、僕たちと違う道を歩んでいたら君はもっと幸せだったんだろうか？
僕はせっかくもらった手紙をくしゃくしゃにして炎の中に投げ込んだ。
ごめんね。
守れなくて…
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作者名：えむ
| 作成日時：2022年12月12日 0時
