愛しのクチルズ3 (ページ14)

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思い出したくなかった① ページ14

退勤時に一人の女性が僕たちの元に突っ込んできてAに向かって飛びかかろうとする。その前に俺とジェヒョンがすぐさまAを隠す様に立つ。

マネヒョンや近くに居たガードマンに抑えられて遠ざけられるが「A！お前のせいで私の人生めちゃくちゃだ！消えろ！！」と大声で叫んでいた

Aはその人の顔を見て驚いた顔をする。

すぐ様Aの手を引いてバンに乗り込む。隣に座るAの表情は変わらないけどAの手を掴むと少し震えている。

普段から俺は勘が良い方だけども、これは当たってほしくなかったな。

メンバーみんな様々な反応をしている。過保護組はしきりに「A大丈夫？」と心配してる

Aは平気そうな顔をしてるけど、掴んだままの手はまだ微かに震えていてどんどん冷たくなっている

Aを優しく抱きしめる

JO『A怖かったね』

そう言うと静かに鼻をすすり泣き始めた
Aが泣くなんて見たことも殆ど無いから一気に車中の雰囲気が変わる

メンバーもなんとなく気づいたようだ。

Aの怖がり様…あいつが前回、Aを傷つけたサセンに違いない。
前回も警察に連れてかれたのに懲りない奴だ。

いや、だからAのせいで人生めちゃくちゃだ。なんて逆恨みで来たのか？

待てよ、Aは相手の顔を覚えていたと言うことは

そうか…

もう、時間が来てしまったんだね…