讐-ada- (ページ46)

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北「で、昨日どうだった？」

撮影終わりに、北斗くんの家で秘密会議。

樹「それが、あの悪魔まさかのスーパーお嬢様だった」

北「まじで？」

樹「パパが大企業の社長って言ってたし、家まで送ってったけど、超高級マンションに住んでた」

『確かに言われてみれば服装とか持ち物とかもお嬢様感あったかも、、そうなると、コネで入ってきたのかな…』

北「そうかもしれない…ってことで、樹。次も頼むわ」

樹「はっ？次もあんの？」

北「あたりまえじゃん」

樹「あの悪魔と何時間も一緒にいるのまじで恐怖だかんね？」

『樹くん…無理しなくてもいいんだよ？』

樹「いや、頑張るけど…」

「Aちゃんのためだし…」と言ってくれる樹くん。

本当に申し訳ない。

樹「つか、メンバーとは？大丈夫なの？」

『雰囲気は最悪だけど、今んところは大丈夫だよ』

まあ、全然大丈夫なわけないけど…

楽屋に入ると言われる暴言。

ダンスの練習中では、わざとぶつかってきたり、足ひっかけられたり…

そんな毎日で心も身体も疲れちゃっているからか、体重は激減し、生理も予定日から何日も遅れている。

そろそろ限界かもしれないけど、ここで引き下がるわけにはいかない…

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