讐-ada-

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瑞貴side



ふふっ。言い合ってる言い合ってる笑



もちろん男といたのなんて嘘。


今日朝来たら珍しく2人ともまだ来てなかったから、適当な嘘ついてみたら皆本気で信じちゃって。




瑞「Aさんと遥花さん！おはようございます！」


宮「遥花、昨日男の人と会ってないって言ってるんだけど、見間違えかな？」


瑞「えっ？確かに見たはずなんですけど…」


『それ、何時頃？場所は？』


瑞「えっと…レッスン終わってからだったので7時くらいで場所は〇〇駅の近くだったような」


『私、7時ちょっと過ぎに遥花の家行ったからそれ違う人じゃない？本当に遥花だったの？』


瑞「え！そうなんですね！見間違えだったのかな…すいません！遥花さん！」


遥「いや、いいの！気にしないで…」




私が来たらあきらかにぎこちなくなる遥花さん。


今回の嘘で遥花さんは少しメンバー達と距離が出来たはず。

これであの写真を見せればよかったのかもしれないけど、もう少し遊ばなきゃね。




＊＊＊



休憩中、遥花さんと2人きりになった。




瑞「遥花さん、さっきは本当にすいませんでした」


遥「わざと嘘ついたの？」


瑞「嘘だなんて！笑 まあ、昨日は見てないですけど、証拠もありますし」



写真を見せびらかすと黙り込む。



瑞「いつでもこの写真ばらまけるってことだけ覚えといて下さいね」







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