ひとつのうた (ページ19)

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Story19 ページ19

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それから私たちはまた、週に一度、会うようになった。

私は歌手にはならずに、内定先に就職。

海斗は、Travis Japan の1人として活躍している。

海斗の夢が、私の夢。

きっと大学1年のあの夏からそれは変わってないんだろうな。

そして、

"ひとつのうた"は今、

Travis Japan のオリジナル曲として歌われている。

宮「本当によかったの？あんな素敵な歌。」

『いいんです、彼らに歌ってもらうのが1番だなって思ったから。

カイトたちに？笑』

宮「おいおい、それはもうやめてくれよ笑」

あの時私は勝手にカイトは1人だなんて勘違いして。

いやでも普通、3人もカイトがいるなんて思わないでしょ？笑

『宮近さんの説明不足～笑』

宮「まつくとAちゃん引き合わせたの俺だけどなぁ？」

『うるさいな～』

松「A！お待たせ！」

『ねぇやっぱちゃんってつけてくんない？笑』

松「なんでよ！同い年なのに？むしろ同い日なのに？」

『そうは思えないんだもん

てか出会った時、声変わりしたばっかだと思ったし笑』

松「嘘でしょ！？

大学1年だよ？」

『だから海斗が悪い笑』

松「でも今はもう低いでしょ？」

『うん、あの頃の海斗とは全然違う。』

松「でしょ、かっこよくなったでしょ？」

『それとこれとはまた別ー』

なて言うけど、

本当にかっこいいよ。

可愛いところは全然変わってないけど

最近は海斗のが年上に感じて悔しいくらいに。