[ハイキュー]君に溺れる夏 (ページ33)

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「そう言えば、プール掃除は誰が決まりましたか?」

「あ、そう言えばそんなことあったね」

一クラスから５、６名の選ばれたひと達が行うプール掃除

大半はやりたいひとでいっぱいだが、

私は暑いし濡れるしでやりたくない派

黒尾くんはヤリターイとかいって私を誘ってきたけど

「僕たちのクラスの二組は、僕と他の四名です」

「サッチーやるなら私やるけど」

「珍妙な名前ですね」

「あだ名です」

だらだら話していると、図書館の扉が勢いよく開いた

バンッ!

「ヒョエッ!」

「ハァ、木村さん!扉は丁寧に扱って＿」

「チョリーッス!キセト～、元気してた～?」

パリピのように図書室に入ってきたのは

紫色の丁寧に染めた髪を巻き巻きして、バリバリギャルメイクのヤンキーさんだった

「木村さん、久し振りですね...」

「ウンウン☆キセトは今もしっかりやってて偉い偉い!」

「この三ヶ月か人に仕事を任せっぱなしで何処へ遊びに行ってたんでスカ?」

キセトとは誰の事だろう...(木瀬海斗の略)

木村と呼ばれたヤンキーは、私の方に振り向いた

「!?」

「アンタ新しい図書委員?」

「あ、いえっ、すみませ＿」

「アタシ木村洋子!ヨーコって呼んでね～☆アンタは?」

「あ、瀬波Aデス....」

「Aチャソかあ～☆カワイーネ、クラスは?」

「ご、五組....デス」

ヨーコさんと色々話して、何故か気に入られてしまった

ヨーコさんは木瀬くんと同じ二組らしい

ついでにプール掃除もやるそう。

私も誘われてしまった