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結局、布団に入るまでぎこちない会話しかできなかった。
経験はあるけど、こんなに緊張するのは雄也だけかもしれない。
いつしてくれるのかなってずっと待ってたのに、
いざその時になると緊張で死にそうだ。
『涼介、もう電気消すよ？』
パッと光が無くなって、
月明かりの、蒼白い光だけが僕らを照らす。
雄也に背中を向けてるけど、心臓の音が聞こえてないか心配。
なんだか肌寒い気がして布団を手繰り寄せると
雄也も一緒についてきて、抱き寄せられて雄也の胸の中にすっぽりと収まった。
『寒い？』
優しい問いかけに、頷くけど
恥ずかしくて胸元に顔をうずめた。
すると、雄也の心臓も早く動いてるのが分かって
緊張してるのはお互い様だったことにクスッと笑った。
ハグでこんなに緊張してるなんて、
雄也も俺も経験はあるのに、まるで高校生のカップルみたい。
ふと見上げると、雄也がじっと見つめていた。
やっぱり慣れなくて、思わず目をそらしてしまう。
けれどそれはすぐに阻止されて、頭を撫でられながら口付けをされた。
「ん、...」
お昼にしたキスと一緒なのに、ドキドキが止まらない。
「...いい？」
『.......うん』
目を瞑り、何度か唇を重ねた。
突然、深いキスに変わってびっくりしたけど
雄也の気持ちに答えるように頑張ってキスをする。
初めて、雄也とえっちなキスするのは。
濡れた唇を離すと、恥ずかしさを紛らわすかのようにおでこをくっつけて笑い合った。
そしてまた視線が絡み合い、どこからともなくキスをする。
「ん、...ゆ、やぁ」
大好き、雄也。
いっぱい、愛して。
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霞弥(プロフ) - わこさん» ありがとうございます！ (2021年4月3日 15時) (
レス) id: 5248187a77 (このIDを非表示/違反報告)
わこ - 更新待っておりました。これからも応援しています。 (2021年4月2日 9時) (レス) id: 5cf4a38834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞弥 | 作成日時：2021年4月2日 0時
