今日:49 hit、昨日:14 hit、合計:94,740 hit
小｜中｜大
． ページ35
( side せめる
自分でも知らないうちに頬に涙が伝った
苦しかった、振られたことよりもなによりも
告白さえなかったことにされるのが
だめならいつも通り接する、Aさんのために
ただ、ただ、
「伝えたことも、なかったことにせんといて」
『…………ごめん、本当にごめん』
「…いいですよ、もう早く振ってください」
『好き、なの』
「え、」
『秋吉のこと、私の方がずっとずっと前から』
「……ほんまに？」
『ずっと気持ちに蓋してた』
「じゃあ、両思いってことすか…？」
『うん、でも、』
「よっしゃ、俺、ほんまにAさんのこと、好きです」
ぎゅっと抱きしめて幸せを噛み締めた
両思いだなんて
俺の事をAさんも好きやなんて
夢じゃない、好きなんやAさんだけが
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 454人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そら | 作成日時：2021年4月28日 21時
