体育館の先客 ページ8
岩:side
佐「お！？隊長！体育館を
見付けたであります！」
深「マジ！？出かした佐久間！」
目「いや、ふっか さんには悪いけど
隊長は阿部ちゃんじゃないっすか(笑)」
岩「目黒に1票」
渡・宮「「同じく」」
この状況でも軽口を叩く
あいつらに苦笑しつつ
佐久間の声で走っていた皆は
一斉に速度を上げ一気に体育館へと
駆け込む。
ラウ「…っ！…ドアっ！ドア閉めないと！！」
バタバタと勢い良く体育館へと
雪崩れ込む様に入った俺達。
ラウールの言葉に1番ドアの近くに居た
康二が慌ててドアを閉める。
向「…っ…はぁ……皆…だいじょ……え？」
ドアを閉め、振り返った康二が
何かに気付き、顔を強張らす。
???「…あ、貴方達も…連れて来られたの？」
震える声で呟かれた言葉に
全員が弾かれた様に声の主へ
顔を向ける。
深「…嘘だろ」
佐「…モデルの望月綾香ちゃん…？」
目「…………。」
ラウ・向・渡「「「え？誰？」」」
岩「いや、目黒と最近 雑誌で
よく共演してんじゃん」
宮「確かファッション雑誌？」
阿「…望月さんは１人？それとも…
途中まで誰かと一緒だった、とか？」
望「…いえ…私、気付いたら此処に居て…」
俺達の顔を見て安心したのか
望月さんは表情を くしゃりと 歪め
ボロボロと泣き出した。
向「ちょ、泣かんといて！
もう大丈夫やから、な？」
佐「そうだよ！俺達も居るし
皆で守るからさ！」
深「そうそう！あんな化け物なんか
楽勝だから！」
ラウ「…あの…元気出して…」
渡「…あ、目擦らない方が良いよ。
これ、俺のハンカチだけど使って？」
宮「１人で心細かったでしょ？
よく頑張ったね」
望「…ｯ…ｸﾞｽｯ…ふふ…皆、ありがとう…」
泣き出した望月さんをオロオロしながらも
慰めるメンバー達。
そんなメンバーに自然と笑顔になる
望月さん。
一見、微笑ましい光景な筈なのに
何故か違和感が拭えない…。
岩「……つ…！」
違和感に気付いた俺は黙ったまま目黒を見た。
この中で１番面識が有る筈の目黒が
一言も言葉を発していない所か
泣いてる彼女に近付こうとすらしない。
阿部も腑に落ちないのか
和気あいあいとしてる
望月さん達とメンバー
そして
少し離れた所に居る目黒を静かに
見比べていた。
Game Master→←独りぼっちの化け物※ヒロイン遂に登場です！
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twinkle*star(プロフ) - ゆきんこさん» ご感想有り難うございます！大先輩のゆきんこさんにコメント頂けてめっちゃ、テンション上がりました(笑)これからも精進致しますのでお時間が有る際は是非読んでやって下さい！ (2021年8月23日 14時) (
レス) id: a6a3301127 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - はじめまして。作品を先程見つけて一気に読ませてもらいました！とっても面白いです！こういうスリルありホラー要素ありの作品好きなんですが、なかなかないので見つける事ができて嬉しいです！これからも更新追わせて頂きますので無理せず執筆頑張ってください。 (2021年8月22日 21時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：twinkle | 作成日時：2021年8月11日 13時
