油断と誤算、その２ ページ19
深:side
《ポイントが授与されたので
武器・装備等の購入が可能になりました》
《現在のポイント 10P》
届いたお知らせにファイルを開くと
武器や装備の名称に画像、それに対する
能力が記されていた。
ポイントは個人じゃなく、団体か…。
ま、個人じゃなくて助かったのは
助かったけどさ。
どうしても個人差が出てきちゃうし？
それにしても…。
佐「え？待って！武器、高くない！？
金属バットの強化版、5Pもするんだけど！」
２本しか買えないじゃん！
って佐久間が喚いてる。
そーなのよ。
武器がね、買えないのよ(笑)
しかも、これからは普通の金属バットじゃ
敵わない奴が出て来るって事っしょ？
やべぇじゃん！
深「どうする？」
俺は近くにいた阿部ちゃんと照の
答えを待った。
阿「…いっそ、防御に徹してみる？」
これなら、３つは買えるよ？
阿部ちゃんの言葉に画像を覗き込む照。
岩「あ〜…これね…ポンチョ(初級)
レベル１の防御アイテム。
…無いよりかはマシ？」
目「２回目の探索、誰行きます？」
中々、意見が纏まらず困っていると
気になったのか、他のメンバーが
ぞろぞろ と やって来た。
その中には勿論、望月さんも居る。
望「…やっぱり、２階に行かなきゃ駄目？
２階の方が強い化け物が居るんでしょう？」
皆に危ない目に合って欲しくない…。
悲しげにそう言いながら、何故か
望月さんは目黒を見詰めてる。
…ふ〜ん…自分が行くって選択肢は
全く無いのねぇ…。
目「…だからって、ずっと このままって
訳にも行かないし…。
俺達に出来る事、有ると思うから。」
なるべく不自然にならない程度に
目を合わせない目黒に気にも止めず
望月さんは感心した様に頷く。
望「目黒君…うん、そうだよね。
なんか、目黒君の言葉って
凄く安心する///」
少し照れ臭そうにハニカミながら
笑う望月さん。
なんだ、この茶番。
うっわ〜…目黒の、おめめ から
光が消えてんだけど？
え？照と阿部ちゃんも？
えぇ〜…佐久間とラウールさんもですか(笑)
深「…ん"ん"っ！…取り敢えず先に
次の探索メンバー決めない？」
俺は吹き出しそうになるのを
どうにか堪え、咳払いをしつつ
言葉を紡いだ。
笑わなかった俺、偉くない？
いや、偉いっしょ？
誰か褒めてくれても良いんだよ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 274人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
twinkle*star(プロフ) - ゆきんこさん» ご感想有り難うございます！大先輩のゆきんこさんにコメント頂けてめっちゃ、テンション上がりました(笑)これからも精進致しますのでお時間が有る際は是非読んでやって下さい！ (2021年8月23日 14時) (
レス) id: a6a3301127 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - はじめまして。作品を先程見つけて一気に読ませてもらいました！とっても面白いです！こういうスリルありホラー要素ありの作品好きなんですが、なかなかないので見つける事ができて嬉しいです！これからも更新追わせて頂きますので無理せず執筆頑張ってください。 (2021年8月22日 21時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：twinkle | 作成日時：2021年8月11日 13時
