スノさんちのクーデレマネは今日も胃が痛い。

絵美様リク/邪魔しないで下さい1/6 ページ26

佐久間:side
(スタジオ室内)


今日のスケジュールは
スタジオでダンスのレッスン。
照が振り付けしてくれたやつなんだけど
正直、めっちゃ、ムズい(笑)
でも、すっげぇ楽しい〜！


―ﾌﾞｰｰｯ!ﾌﾞｰｰｯ!ﾌﾞｰｰｯ!―

誰か携帯鳴ってるよ〜？

休憩中、各々振り付けを確認したり
しっくり来ない振り付けを照に聞いてる
と、誰かの携帯が鳴った。

あ、私です。すみません。

俺達の練習風景を撮影していた
Aちゃんは、自分の携帯を確認すると
俺達の邪魔にならない様にスタジオを出る。


『もしもし、アユム？
うん、大丈夫だよ…ちょっと、待って？』


SN9「っ！？」
(ア、アユムって誰！？)


深「佐久間、目黒、ラウール…」


Aちゃんが出ていったドアを見詰め
動揺する俺達をふっかが呼んだ。
ふっかを見ると、行ってこいと
ドアをチラ見する、ふっか。

俺、めめ、ラウールは頷き合うと
足早にAちゃんの後を追った。


＊＊＊
目黒:side


俺と佐久間君、そしてラウールは
Aさんに気付かれない様に近付くと
廊下の角から様子を伺う。


『…再来週の金曜日？
…ちょっと、待って？
…あ、大丈夫だよ…うん』


『…それ…る？…ん…ふふっ…』


…くそ、距離が遠くて、いまいち
何を話してんのか、聞き取れない。


『ふふっ…なんか、ドキドキするね』


目・佐・ラ「ドキドキ！？」


ちょっと、照れちゃう。
うん、楽しみにしてるね。
なんて、はにかむAさんに

うわ〜マジ、可愛い…
って、違う、そうじゃない。

これは一大事だ。

…Aさんに
俺達のAさんに！！
俺のAさんに！！
↑※Aさんは誰の物でも
有りません。

Aさんに男の影が！？

Aさんが他の男と会う…。
その事実に打ちのめされてる二人を
引き摺り、俺は皆が居るスタジオへと
急いだ。

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