スノさんちのクーデレマネは今日も胃が痛い。

事前に連絡して下さい3/4 ページ14

『……………。』

目「…………。」

向「…………。」

ラ「♪〜〜…」



今の、このカオスな状況を
説明しましょう。

あれから国王様にソファーを促され
遅めの朝食兼昼食を国王様に作って頂き、
食した愚民(私)は右に目黒さん
そして左に向井さん。

…あと、何故か私の膝の上に座ってる
ラウールさん。私に背を預けて
座ってるけど、見なくても
分かる程にご機嫌です。

…右側から刺さる視線が痛い。

『…私に何か言いたい事でも
有るんですか、目黒さん？』


目「…っ…あの、事務のお姉さんとは…
何でも無いん…」


ラ「教えて貰う代わりに
デートの約束してたよ〜？」


目「……っ……ラウール！」


向「めっちゃ、修羅場やん…」


『大丈夫ですよ、目黒さん』


目「Aさん？」


期待の眼差しを向ける目黒さんに
にっこり微笑む。


『目黒さんが誰とデートしようが、
私には、全く、関係無いので♪』


目「…………。」


向「…めめ、涙目やん」


ラ「え？嘘、ちょっと泣いてない？」


流石に苛め過ぎたのか私にギュっと
抱き付くと肩に顔を埋め、意地悪するな
と言うようにグリグリと額を押し付ける
目黒さん。

仕方無く目黒さんの頭を撫でていると
ラウールさんの背中越しに佐久間さんが
本棚の前で何かしてるのが見える。


『佐久間さん？お嫁さん置くの
止めて下さい、忘れますよ？』


佐「んにゃ、後で取りに来る口実に
しよっかなって？にゃはは///」


『……え？可愛い///』


深「Aってさ、直球に弱いよね？」


岩「あ、それ俺も思った(笑)」


渡「え？俺？」


岩・深「翔太は攻め過ぎ」


渡「え〜…！」


『別に、弱くないですよ？』


深「いや、弱いね。下手に出られて
お願いされたら断れねぇじゃん、A」


『断りますよ？皆さん以外なら』


SN9「っ！？///」


渡「…おまっ…それ反則たから！」


岩「やべぇな、破壊力」


深「愛されてんねぇ、俺ら(笑)」


『今更、気付いたんですか？』


クスクス笑っていると誰かの
溜め息が聞こえた。


阿「あ、ごめんね？溜め息吐いちゃって
…なんか、ずっとこのままが良いなぁ…
なんて思っちゃってさ。」


宮「俺も、正直、時間が止まれば
良いなぁってね？」


『阿部さん、宮舘さん…』

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