《🐦⬛》巡回 ページ8
寮を出てから､校内で見回り。
とはいえ、
校則を破っていたり､悪事を働いている人がいれば僕はかる〜く注意するだけ。
シノナが時々魔法を使ったり……
まぁまぁ､この学校には不必要に大量の魔法を使って他人を驚かせたり困らせたりする人もいるからな。
それに、悪さをしたりすれば寮全体の点数も下がることが時々あるし､こういう役割は必要だろう。
🐹「ってか新学期なのに早速悪さをするやつとかいるわけ?」
🐦⬛『居ないと願いたいけどね、残念ながら居そうなんですよ。』
視界に入ったのは､学校側の許可が降りたペットにつける首輪の着いていないキメラの雛。
それに先輩なのだ｡
それにあのキメラの状態､多分校則どころか法律的にもグレーだな､虐 待したような跡がある。
🐦⬛『……行こうか。』
🐹「俺が動物苦手なの知ってて言ってる?」
🐹「ねぇ、待ってよ!ちょっと!……ハァ、俺は何があってもそのキメラに触れないからな?!絶対だぞ?!」
🐦⬛『ちょっとすみません、』
👱(先輩1)「なんだよ?」
🐦⬛『それ、なんですか?』
👱(先輩2)「は?俺のペットだけど?」
🐦⬛『“首輪”はどこですか?』
👱(先輩1)「あぁ、忘れてきたんだよ。今から取りに行こうとしてたんだよね」
🐦⬛『降りるわけありませんよね?』
🐦⬛『キメラ生物は校則上飼育禁止です。それにその子の状態を見ると、虐 待してますよね?貴方の寮のポイント下がりますよ』
👱(先輩1)「まさか?冗談だよな?」
🐦⬛『冗談言ってると思います?僕は至って真面目ですよ。』
👱(先輩１)「
👱(先輩2)「……おい?お前魔力ないのか?」
🐹「いえ､僕の魔法で一旦別世界に飛ばしましたが。」
👱👱「「……はぁ?!」」
🐹「
シノナがそういった時､ちょうど二人の後ろが裂かれ､出てきた炎の鎖が先輩二人に巻き付いた。
🐹「どうよ?この春休みで成長した俺は」
🐦⬛『……いつか時空間魔法とかに進化しそうだよシノナ｡』
🐹「おぉ!それは褒め言葉かい?(🐦⬛『早くしないと始業式遅れますよ。』
🐹「そんなの俺の空間魔法使えばちょちょいのちょいで着くじゃ〜ん‼」
👱👱(この鎖離せよ……!)
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作者名：Iangu x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/
作成日時：2023年11月28日 21時
