《🐦⬛》授業 ページ23
朝､目が覚めるとシノナが隣にいた。
🐹「ちゃんとベットで寝ろよ?ほら、朝ご飯食べて｡」
いつもは言われる側のくせに､
満月の夜の次の日となればこうだ。
🐦⬛『待って……その前に髪を梳かすから…』
🐹「寝てる間に俺がやっといたよ。」
「寝てるとき死んだかって心配になるくらい全く動かないから､それくらいできるんだよ。」
”ほんと､時々怖いからな〜?“
とか言いながら朝ご飯の準備をするシノナ｡
🐦⬛『……ありがとな。』
🐹「いいえ〜」
「まぁ､”親友“だし?」
一限目は飛行の授業｡
そのため、芝生のグラウンドに出る。
👱(クラスメート)「お前ら、今年もキャーキャー言われる年だなー､」
🐦⬛『なんでだろうね。やっぱ田舎もんと貴族の格差が面白いからかな?』
🐹「俺ら居るだけで物騒?」
👱「分かってないのかよ‼」
🧙「はい､それじゃぁ皆自分の箒を持って魔力を込めてブォン」
謎の効果音で先生が飛ぶ。
🧙「まぁ皆もうこれを4年間もやっているから一人でできるだろう｡」
🧙「例外が二人いるがな。」
🐹「いや､先生マジで高いところ無理っすよ。」
🐦⬛『僕は箒を愛しているのに箒が僕を愛してくれません。』
🧙「君たちは類稀なる人だよ。魔力が十二分とあるのにも関わらず､一人じゃ飛べないとはな｡」
👱(クラスメート)「お前ら今年も二人一組かよㅋㅋㅋ」
🧙「まぁ、飛べればよいのじゃ。ほれ、二人でやってみろ。」
🐦⬛『ゲッ?!』
二人で乗って魔力を込めると､
箒ごと空に浮かぶ。
🐹「うっ…浮いてる……?!ﾋｨ‼」
🐦⬛『ちょっと､流石にビビリすぎだって｡』
🐹「ﾋｨｨｨｨ‼怖い‼怖いから下ろして‼」
🐦⬛『ちょ､シノナ‼魔力緩めろ!』
🐹「ﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘ飛ぶの怖いぃぃ!!」
🐦⬛『シノナ‼下じゃなくて横に行ってる‼校舎の方に行ってるって‼』
魔力を緩めるどころか､どんどん箒に魔力を流すシノナ｡
その分どんどんスピードが上がっていく｡
もう校舎に一直線になる寸前｡
🐦⬛『シノナ!!空間魔法‼空間魔法だ!!』
🐹「ﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘ‼」
ものすごい衝撃と音を生んで､俺らは校舎内の教室に突っ込んでしまった｡
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作者名：Iangu x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/
作成日時：2023年11月28日 21時
