The Wizarding World (ページ20)

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《🦊》癒しページ20

あの後、少し散らかった対戦会場を片付けたり、ドーピングした奴のことを先生に報告しに行ったり…

例年とは違う新学期初日を過ごしたせいか
みんなはもう眠りについてしまった

ただ1人、俺を除いて

ウォンカヒョンに付いていた黒いものが変につっかかってしょうがなかった

あれがヒョンに悪影響を及ぼしてるんじゃないか

そう思うと中々寝付けなくて…

🐼「眠れないの？」

🦊『びっくりしたー、イェナ二かぁ』

🐼「僕だってびっくりしたよ。ノアがベッドに居ないんだもん」

ちょこんと隣に座った

🐼「それで？何か悩んでるの？」

🦊『えー？』

🐼「みんなには言えないような秘密でも知っちゃった？」

いつもはあんなにふわふわしているイェナ二だけど
時々俺の心が読めているのかってくらい言い当ててくることがある

🦊『んー…』

言っていいのか分からない

何も言ってこないってことは、イェナ二やヨウォニには見えてないんだろう

🐼「…無理に言わなくてもいいよ」
「人は誰しも秘密の1つや2つくらいあって当然だし」
「でも、あんまり1人で抱え込まないでね」

🦊『いぇなぁぁん…ㅠㅠ』

🐼「わー!?泣かないでよー」

イェナンに寄っていくと優しく抱きしめて頭を撫でてくれる

さっきまでは重く沈んでいた心が嘘のように軽くなった

イェナンはどんな人でも癒せる能力が長けてるってつくづく思う

🐼「さ、明日も早いしそろそろ寝よう？」

🦊『うん！』

黒いのについては、機会があったら今度ウォンカヒョンに聞けばいいや