《🐹》介護 ページ19
ヒョンに任された通り､ウォンカを寮室に連れて帰る。
まぁヒョン達に任されなくてもそうするつもりだったし。ウォンカのことなんて周りの誰かに任せたものなら終わりだと思っている。
🐦⬛『……己の力があっても､足りないと言って欲しがっていくのが人間なのか。』
🐹「それだけか｡」
「他に何か言うことはないのか。」
🐦⬛『なら、元から人間じゃないな。』
🐹「“ルシファー“､俺は前なんと言った?」
“ルシファー“つまりは悪魔。
こいつの存在がウォンカと俺以外のやつに知られたものならば共々処刑されてしまう。
🐦⬛(👿)『さぁ、なんと言っていたか。』
🐹「無理矢理にでも引きずり出すと言っただろ。」
🐦⬛(👿)『あぁ、思い出した。確かに4年前言っていたな。お前にそんなことできるのか?ㅎㅎㅎ』
『俺を封印するほどの覚悟があるのか?』
こいつは図星をついてくる｡
封印魔法は覚えたとしても､正直覚悟はまだついていない｡
それでも、ウォンカのためなら｡
🐹「死ねるよ。」
「俺はウォンカのためなら命なんて惜しくない。」
🐦⬛(👿)『……まぁ安心しろ。』
『俺もこいつに何かあったら怖いからな､それに悔しくもこいつには敵わない｡』
🐹「……飼われてるってことか。」
🐦⬛(👿)『違う。』
🐹「そのまま飼いならされてろㅋㅋ」
🐦⬛(👿)『黙れ』
『お前に憑いてたらお前は完全に殺していただろうな。』
🐹「やってみろ。お前に殺されるような弱いやつじゃないからな。」
🐦⬛『……おはよう?』
🐹「ルシファーだよ。」
🐦⬛『分かってるって』
🐹「分かってるのにどうして一瞬乗っ取らせるんだよぉ〜‼正直話すの怖いんだからな?!」
🐦⬛『ㅋㅋ乗っ取られている感覚は分かってるけど､ほぼどうすることもできないからさ?』
『あ､でも制御はできてるよ。流石にずっと一緒だからね。話し相手でもあるし｡』
悪魔と仲良くなろうとするなよ!!
気狂いか?!
🐦⬛『お前とも仲良くなりたいって言ってたよ｡』
友達になりたくないよ!!
そんな物騒なやつと!!
🐦⬛『あと､言ってたのは』
🐦⬛『ルシファーを目視できる人が居たって｡ルシファー､そいつが怖いってさ。』
悪魔の癖に､怖いものがあるんだな。
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作者名：Iangu x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/
作成日時：2023年11月28日 21時
