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ymsaid




『雄也が好きだからこそ、

 迷惑をかけて、嫌われたくない...。

 でも...、雄也と幸せな日々を送りたい...。』



もうどうすればいいか分かんなくて

涙が止まらない。



何で俺は耳が聞こえないんだ。

耳さえ聞こえていれば、

こんなに悩まなくて良いのに。



いつの間にか自己嫌悪に陥って、

更に涙が溢れてきた。


何で止まらないの、

また雄也を困らせちゃう。



そう思った瞬間、

雄也の腕にぎゅっと閉じ込められた。


何か手話をするわけでもなく、

ただひたすら抱き締められる。


あたたかい。


だめなのに。

これ以上雄也のこと好きになったら、

諦めれないのに。



止まることのない涙。

頬を伝った一粒の涙を

雄也がそっと拭った。


ゆっくりと見上げると、雄也が


『泣かないで』


と手で囁き、

クスッと笑った。



『...そんな心配、しなくて良い。


 言っただろ、俺が涼介を守るって。

 俺に委ねていればいい。

 だから、もう悩まないで。』



『でも、』



『でもじゃない。

 涼介、もっと俺に甘えて良いんだよ。

 寧ろ、甘えて欲しい。

 
 涼介が甘えれるようになるまで待つよ。

 そうしたらもう、怖いものなんてない。』



その言葉に、心が強く動かされ、

彷徨っていた気持ちに

決着が付いた。



『....雄也。


 ひとつ甘えても良い?』



『何なりと。』



『.......俺を、守って欲しい。』



『ふふ、本当にそれだけでいいの?』




だめ。

分かったんだ。

俺には彼が必要だって。




『雄也のことが大好き。だから


 ─────付き合ってくれませんか。』




──────

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霞弥(プロフ) - うん、暇人だわぁさん» 可愛らしさ多めにしました!温かさが伝わってると嬉しいですが、 (2020年9月25日 0時) (レス) id: 5248187a77 (このIDを非表示/違反報告)
うん、暇人だわぁ(プロフ) - 二人ともすっごい可愛い…!! (2020年9月21日 16時) (レス) id: d74bbb4dc2 (このIDを非表示/違反報告)
霞弥(プロフ) - みーさん» ありがとうございます! (2020年9月15日 20時) (レス) id: 5248187a77 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - お話読ませていただきました どんな展開になっていくか楽しみにしてます (2020年9月14日 21時) (レス) id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霞弥 | 作成日時:2020年9月13日 21時

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