少年のフシン ページ7
「ねぇ……優ちゃん…」
ミカエラはフェリドの屋敷から帰ってくるなり、優一郎に不安げな顔で話しかけた。
「あん？どうしたよ？」
「うーんとね……」
言葉を濁したミカエラはその後も「あー」とか「うーん」とか「えーっと…」とか唸っていたが、話す事に決めたのか口を開いた。
「夕稀くんの事なんだけどさ……」
「おう。」
先ほどまで会っていたので、何かあったのかと少し心配になる。
「さっき、夕稀くんに会ったんだ。」
優一郎は頭にハテナを浮かべ問う。
「それがどうしたんだよ？アイツ、いろんな所ウロウロしてるぞ？」
ミカエラは頭をふるふると振り、「場所が問題なんだよね……」とやはり不安げな顔をした。
「フェリドの屋敷でなんだよね。」
優一郎は自分の顔が一瞬凍りつくのを感じた。
「え……？血を吸わせに……？」
なんとかひねり出した言葉も掠れてしまった。
ミカエラはうーん…と唸って、
「多分。何か話してる所しか見なかったんだけど……夕稀くんも血を……」
優一郎はそれを聞いた途端、顔を歪ませた。
「あいつ………俺達の脱出のために………」
優一郎はテーブルをドン、と拳で叩いたあと、誰かを起こさなかったかと辺りを見渡す。
「ん………」
茜が少し寝返りを打っただけで、起こしてしまったということはないようだった。
「優ちゃんてさ、本当に脱出出来るとしたら、脱出したい？」
「そりゃ……みんなで脱出出来るなら今すぐ脱出するね。」
ミカエラはそれを聞いて嬉しそうになりながら、
「それなら、ちょっと頑張っちゃおうかなー」
と呟いた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
優一郎《やっぱ血を吸われる時は痛ぇのかな…》
夕稀《……あのバカ、寝癖やっぱりすげーわ》
ラッキーアイテム
革ベルト
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朔櫻 実桜(プロフ) - 白蓮さん» 大丈夫だと思いますよヾ(*‘ω‘ )ノ更新されていて嬉しいです！続きがきになります( *´艸｀) (2015年8月26日 15時) (
レス) id: cb01b25ab1 (このIDを非表示/違反報告)
白蓮(プロフ) - 朔櫻 実桜さん» すみません、ありがとうございます(^^;)
凄いボンヤリとしたアニメの方の記憶で更新してみましたΣ(/´∧`)
何か違和感や間違いがあればぜひ、御教授くださいっ(ﾟ∀ﾟ) (2015年8月26日 14時) (携帯から) (レス) id: f5d7dd67e3 (このIDを非表示/違反報告)
朔櫻 実桜(プロフ) - 白蓮さん» 大丈夫ですよ！(´▽｀*)更新気長に待ってます！ (2015年8月18日 19時) (レス) id: cb01b25ab1 (このIDを非表示/違反報告)
白蓮(プロフ) - 朔櫻 実桜さん» ありがとうございますっっ(*´艸｀)……今友達に漫画貸しているので更新できなくて……すみません[[汗 (2015年8月18日 15時) (携帯から) (レス) id: f5d7dd67e3 (このIDを非表示/違反報告)
朔櫻 実桜(プロフ) - 面白いです！続きが気になります(´▽｀*)更新頑張ってください！ (2015年8月18日 0時) (レス) id: cb01b25ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白蓮 | 作成日時：2015年7月29日 8時
