離れられなくて。 (ページ2)

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「忠義遅いなぁ。」

丸「本当ですね～、でも待つのもドキドキしていいですよ。」

んー、ドキドキしますとなんか私よりドキドキしてる丸山

どっちのデートなんだか。笑

丸山は私の執事。

待ち合わせまで来てるのは私が白川財閥の一人娘だから。

… 1人で行けるのに危ないからって丸山は私についてきた

私、20やねんけどなぁ。

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スマホで時間を確認すれば、17時05分

待ち合わせ時間は17時。

5分も遅れてる。おっそい。

周りを見渡せばカップルや友達同士、親子と色んな人が居る。

そりゃそうか、今日は花火大会。

普段あまり集まらない場所に人が集まる

それにしても … 、ほんまに多い。

早く来ないかな、ともう一度よく見回す。

… あ、走ってくる1人のでかいヤツ発見

丸山も気づいたのか、こちらを向き

丸「大倉様ですね、楽しんできて下さい♪ お迎えに来ますのでご連絡お願いします。」

「わかったわ。」

そう言うと、車に乗り去っていく丸山

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大「 A待ったー？」

はぁはぁっ、と息を切らしながら言う忠義

「待った待ったー！おっそいわ！」

自然に絡まる手

大「ごめんごめん。じゃあ、いこっか。」

くしゃ、と笑う忠義

「うん！楽しみやね～♪ 」

笑顔を返すとギュッと強く握られる手

あぁ、楽しみやなぁ。

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丸「 … はい、わかっています。それでは。」

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