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楠雄side
久留美「いただきます、たくさん食べてね〜」
そう言って母さんは僕とAの前にトンカツを置き、父さんの前にはこんがり焼かれた革靴を置いた
まぁ、パッと見ステーキに見えなくもないな
案の定父さんは怒りを顕にして気持ちの悪い声を出しているが、なんせ半年もこの状態なので僕もAもスルースキルが身についた
なんならAはもう面白がっている
國春「楠雄君、お前の力でこれステーキに変えてくれよ〜」
全く情けないな
『あはは〜』
Aも面白がるな
久留美「くーちゃん達の力はそんなことに使うものじゃないわ、くーちゃんもAちゃんもその力はとーっても困っている人に使ってあげて」
僕がダークサイドに落ちなかったのも、 母の影響が大きい
穏やかで優しい母だ
久留美「あと、パパに死の鉄槌を下すため」
ふふふ…と怖い笑みを零す母さんはきっといつもの母さんでは無い
その後も、父さんが僕とAのトンカツをつまみ食いした事により、また二人の間に火花が散る
『せっかくちょっと収まってたのに』
トンカツ結構減ってる〜などと呟いている彼女を尻目にどうしたものかと二人に目をやる
僕にかかればこの喧嘩を止めるなど簡単だが、あくまで二人の問題だ
『ねぇねぇ楠雄、これ冷蔵庫に冷やしてあった』
そう言って僕の前に、コーヒーゼリーを置いた
コーヒーゼリーか、嫌いではないな
コーヒー豆の芳醇な香りと深いコク、それをそのまま閉じ込めた気品を感じさせる味
さらに、ミルクとの出会いでまた違った顔をのぞかせる、罪深いほどに贅沢な逸品だ
全然嫌いでは無い
『(嫌いじゃないとか言っといて、分かりやすいなぁ)』
Aがニヤニヤしながらこちらを見てくるが無視だ、どうせろくな事考えてないだろ
ま、でも折角コーヒーゼリーを貰ったのだから、その分の働きはするとしよう
久留美「パパもくーちゃんもみんな大嫌いよ！(嘘、本当は3人とも大好き)」
テレパシーで心の声が聞こえる僕らにとってはこの喧嘩に関して、半年間も何やってんだという感想しか出てこない
國春「こっちだって大っ嫌いだよ！(なんちゃってうそぴょーん、本当は大好きっ)」
『……(引)』
ほら見ろ、Aも引いてるじゃないか
はぁ、これ以上僕のスイーツタイムを奪われるのはごめんだ
見せてやろう、超能力者の力をな
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Ajisaaaai(プロフ) - 初コメ失礼します！斎Ψの夢系二次創作供給ありがとうございます......もう好きです、、頼む続いてくれ............ (9月8日 16時) (
レス) @page3 id: 4585525dae (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - 続き待ってます！ (8月30日 19時) (レス) id: 8226e604cb (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (5月28日 13時) (レス) @page3 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LillyLilly | 作成日時：2023年3月13日 16時
