おこちゃま戦争。∞ (ページ4)

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特別授業、と表して連れて行かれた部屋には、渋谷さんと他二人の男が居た。

渋谷「まさにコレやねん
望んでたこの制服が似合う女子生徒！」
「何度も言うてると思うけどな
スカート短過ぎんねん！」
「良えやないですか、可愛いんやから」

安田「あのゴリラっぽい人が村上信五
あの顔がふざけてる人が丸山隆平」
「紙見ながらじゃないと分からないんですか」
安田「この説明書分かりやすいねん」

戦争の話どこに行ったんだろうって思うくらい馬鹿で明るくて鬱陶しい人達。

村上「お前がAか
俺はここの二番目に偉い奴や
村上信五って言うで、宜しゅうな」
丸山「初めまして、ぱぁぁぁん！
丸山隆平やっで！
宜しゅう御座いますう」

あれ？そういえば、皆ピアスしてる。
初めて渋谷さんに会った時に付けられたピアス。
アレの意味は何だろう。

渋谷「俺らは能力レベル8のサイキック
まぁ、この世界じゃ最高レベルやな
御前も、今6なら8までは上がるやろ
そんで、この間付けたピアスは
能力制御ピアス、レベル5以上は
付けな阿寒規則やねん、御免な、痛かったやろ」

「ちょっと頭が付いていかないんですけど
分からなくても良いですかね」
村上「良え訳無いやろ！」

ベシッて頭を叩かれた。
このゴリラさん、怪力過ぎる。

「痛い！
何すんの、村上ゴリラさん！」
村上「なんやと！
お前次それ言うたら壁に埋め込むで」
「何度でも言ってあげる！
村上ゴリラ村上ゴリラ村上ゴリラ！」

クスクス笑う安田さんと丸山さんに、満足そうにニマァってする渋谷さん。
急に恥ずかしくなって黙り込む。

村上「なんや、照れてるん？」

こんのノットデリカシーのゴリラめ。
掌を向けて軽く飛ばそうと試みた。空気の波動。

「手加減無しですか」
村上「売られた喧嘩は買う主義やねん」

同じ、もしくはそれ以上の力で跳ね返された。