はっぴーばっどえんど (ページ13)

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途中、薬草を摘んで、魔物をスネークしながら件の洞窟に着いた。

…空気が淀んでる。

心なしかではなく、はっきりと感じた。何か、良からぬものがいるのではないか、と思った。

何と無く、近付いてはいけない感じがしたが、無視して進む。

その先にある石造りの扉の中から自分の最も忌み嫌う者が出てくるとも知らずに――――

◆＊◇＊◆＊◆＊◇＊◇＊

？side

Aちゃんと岩ちゃんが離反して、Aちゃんが死んでもう３ヶ月。

あれから金田一は落ち込んだまま塞ぎ込んでる。

国見ちゃんは病みかけてる。

マッキーとまっつんはいつもと変わらない調子だけど、どこか寂しげ…って言うか空元気な感じでいる。

飛雄ちゃんは追い出したし。

今すっごく平和だけど、暇なんだよね～☆

せっかくだし、異世界と繋がっているという噂の洞窟にいってみようかな～？

暇だし☆

よ～し。こうなったら早速潔子ちゃんに……

「大王様、あそこには凶暴な竜がいるとも言われています。危険です。」

『何で分かったのさ！』

「口に出てました。」

『マジで？！』

『ま、まあ、俺は誰が何と言おうと行くよ。絶対にね。それに、面白そうだしね☆』

「………………………行ってらっしゃいませ。」

『ちょっと、その間何？！ま、行ってきまーす☆』

城の外には、果てしなく荒野が広がっていた。

草木は生えているが、動物がいない。

(へぇ。最近はこうなってんの。)

しばらく歩き、その洞窟に着く。

その凶暴な竜はなぜか、いなかった。

(何かがあった。だが、そのナニかとは一体…
？)

一番奥まで進むと、石造りの扉が表れた。

俺は何の躊躇いもなくその扉を、開けた。

まさか。まさか、その先に死んだはずのアイツがいるなんて、思わずに。

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おまけ

ﾍﾞﾆﾏﾙ「ソラノ様………すごくお綺麗な方だ……」
ｼｭﾅ(お兄様が恋をなさっている？！)

ベニマルに恋の予感……？！一体どうなるのか……！！

あ、続きませんよ。 (' - ' )ｽﾝｯ