・◇◇ ページ5
「あれっ？信ちゃんお出かけ？」
いつもはジャージ姿な信ちゃん。珍しく小綺麗な格好してて
「なにっ？まさかデートとか？」
一抹の不安がよぎる
「あーっ、ちゃうちゃう。ヨコがな？吹奏楽部のコンクール見に来てくれって煩いからな…」
「そうなんだ。ってか、横山先輩 ホント信ちゃんのこと好きなんだね」
「はっ⁈なんやそれ、きっしょ」
「そう言う信ちゃんだって、横山先輩のこと大好きでしょ？」
「なんで そぉなんねん」
「ククッ、顔 赤いよ？」
「もぉ、その話はええって。それよか、Aも一緒に行かへんか？」
「あ〜っ、ごめん。私 今からバイトなんだ」
「おぉ、そぉか。悪いな引き止めてもぉて」
「ううん。しっかり横山先輩の応援、してあげてきて」
「おう、そうするわ」
この日の この時までは、いつも通りの信ちゃんだった
バイトが終わって、自転車走らせながら家に近付くと、自分の家の前で空を見上げる信ちゃんがいた
“信ちゃん”
いつもみたいに声をかけようとしたけど、その横顔が、今まで見た事がないような寂しそうな顔をしていて、声をかけるのを躊躇った
「おう、A。今 帰りか？」
「うん。信ちゃん、なんかあった？」
「ん〜？せやなぁ…」
ふぅっと、大きく息を吐いて
「あったっちゃあ、あったかなぁ」
再び目線を上げた信ちゃん
「横山先輩、どうだったの？」
「あぁ…アカンかったわ」
横山先輩のコンクールの結果が良くなかったから、そんな顔してるのかな？なんて一瞬思ったけど、なんだかそれは違う気がして
「大丈夫？」
心配してそう声をかけたのに
「……どぉかなぁ？」
信ちゃんの煮え切らない返事に、こちらの方が不安になってしまう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 440人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちか(プロフ) - みっちゃんさん» みっちゃんさん、ザワッとした気分にさせてしまい、ごめんなさいm(_ _)m このパートは私の思いつきで突然入れたので、変な感じになってしまって… でも“おまけ”なので。波乱とかありません^ ^ゆる〜い気持ちでお読み下さいね^ - ^ (2018年5月17日 8時) (
レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん - コメントごめんなさい。「結婚式1ヶ月前のことだった」でちょっとだけフラグというか嫌な予感がしてるんですけど、気のせいだって思うことにします……！更新頑張ってください！ (2018年5月17日 7時) (レス) id: fefcd3bc44 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - あきるさん» あきるさん、コメント有難うございます。涙 誘いましたか？v(^皿^♪) これからお話も佳境に突入。亀更新ではありますが、最後までお付き合いくださいね☆ (2018年5月1日 15時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
あきる(プロフ) - コメント失礼します！もう切なくて苦しくて(ﾉД`)泣いちゃいました。これからの２人がどうなっていくのか、楽しみにしています♪更新、頑張ってください♪ (2018年5月1日 10時) (レス) id: c11aad9bb3 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - なっかさん» なっかさん、コメント有難うございます。キュンキュン お届けできていて嬉しいです(≧∀≦)まだお話も始まったばかり。ゆっくり更新ですが最後までお付き合い下さいね、☆ (2018年4月14日 22時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちか
| 作成日時：2018年4月12日 10時
