浅草の破壊王に好かれてしまった私はただのモブです【炎炎ノ消防隊】

おはようの言葉とともに ページ2

浅草、朝。







眠っていた私は目を開けると…ぶっきらぼうな顔をした新門さんが私のことを覗き込んでる。
うん、今日も安定の不機嫌そうなお顔ですね。




紅丸「おい…いい加減、俺の女になる気はおきたか？」




眠たいし聞かなかったことにしよう。




A「………おやすみなさい」


紅丸「おい、ふざけてんのか起きろ。なかったことにすんじゃねェ」

A「………新門さんって朝から冗談かっとばすタイプの人だったんですね。さておなかすい」

紅丸「待ちやがれ、なかったことにすんなって言ってんだろうが」





…食い気味だ。この人、本気じゃん。
そして近いんだよな。お顔とお顔の距離感が。





A「…あはは、新門さん朝からこんなグイグイくるなんて…私はその若さに驚かされますよー。ふっ、若だけに」




あ、めっちゃ怒ってる。顔がめっちゃ怒ってる…。ふざけちゃってごめんなさい。




A「またまた〜そんな怖いお顔してたら、女の子が寄ってこなくなりますよ？新門さん男前なんですからニッコニコしたらどうですか？」



そう言って起き上がろうとしました私。お布団から。
からの壁ドンならぬお布団ドン……。いや、顔近いんだって。

私は寝起きのレディですのよ？
寝起きは…ホラ…ねぇ？女の子は色々ありますの…だからどいてくださらないかしら？

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