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鋭い眼光で真緒の手を見ると、舌打ちをしてまた杖を一振りした。
「医務室へ行けーー嗚呼、教科書も持っていきたまえ。今日はもう戻ってくる必要はない」
「…はい」
真緒は爛れた手を庇い、荷物をまとめようとする。
ジニーが手早く纏めて「付き添おうか？」と尋ねてきたので「大丈夫」と返すと座席を立つ。
これはきっとバチが当たったのだ。
ドラコに八つ当たりをした罰が。
真緒は落ち込みながら、医務室へ向かった。
医務室の扉は開け放されており、「死んじゃうよ」という声が聞こえてきた。
とても聞き覚えのあるそれは、ドラコの声だった。
死ぬというワードに真緒が驚いて扉のところで固まっていると、中からハグリッドが足早に出てきて真緒には気付かずに去っていった。
「ミスパーキンソン。貴女はスネイプ先生のところへ報告に行きなさい、治療の邪魔ですよ」
マダムポンフリーの声が聞こえ、パーキンソンと呼ばれた女子生徒が不服そうな顔で出てきた。
汽車でドラコを見つめていた女の子だった。
パーキンソンは真緒を睨みつけた後、爛れた手を見ると鼻で笑って、地下牢の方へと小走りで向かって行った。
「失礼します」
真緒が漸く医務室へ入ると、マダムポンフリーが「何事です？」と声をかけた。
「魔法薬学で、ちょっと…」
「見せて御覧なさい、まずこれに手をつけて」
真緒が言われるがままに液体に手を浸す。
「調合の途中ですね？作っていた薬の材料と調合過程はわかりますか、ミス土御門」
「真緒だって？」
隣のカーテンがシャッと空いて、青白い顔が現れた。
「一体何があった？」
「調合中のが手にかかっただけ。ねぇドラコは一体ーーー」
ドラコは何があったのかと聞こうとしたが、遮られた。
「作りかけの薬品を？先生、真緒は治らんでしょうね？」
「ええ、治りますとも。だから貴方は大人しく横になっていなさい」
ぴしゃりと言われたドラコは大人しくなったが、それでも心配そうに首を伸ばして真緒のほうを見ていた。
マダムポンフリーが準備の為に奥へ引っ込むと、ドラコは小声で真緒に声をかけた。
「大丈夫か？本当は凄く痛いんだろう？」
「もう、痛くないわ」
何の液体か分からないが、漬けていたお陰で痛みは殆ど引いた。
「泣きそうな顔をして嘘をついても説得力なんか無いぞ」
「嘘じゃ無いわーードラコが�犹爐鵑犬磴Ν瓩覆鵑童世Δ里�聞こえたから」
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エマ - ドラコが好きすぎます、、、これからも応援してます！ (2022年3月23日 17時) (
レス) id: 993b960046 (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - りの様)コメントありがとうございます！意地悪なところや不器用なところがありつつもカッコいいドラコを目指したいので嬉しいお言葉です。応援ありがとうございます、励みになります！ (2020年2月3日 0時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - はじめまして！めちゃくちゃマルフォイカッコいいです！応援してます (2020年2月2日 23時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2020年1月16日 23時
