Christmas Derby 1【side蘭】 ページ6
(2023年12月のぱすりべイベントネタ)
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お洒落したいからと一人で実家に戻ったAを待つ俺ら。
待ち合わせの時刻から5分過ぎたところで、駅に着いたとAからメッセージが入った。
やっぱり着いていくべきだったと後悔しつつも、時間には余裕があるから急がなくて大丈夫だと返信して携帯を仕舞う。
竜胆たちにも「もう来るよ」と教えれば、3人は俺と同じように微笑んでいた。
「鶴蝶、そこのカフェでミルクティー買ってこい。」
イザナが鶴蝶に飲み物を買いに行かせる。誰もミルクティーを飲むような顔じゃない、つまりそれはAの分なんだろうな。
何故かこの間横浜へ行った時も過剰に保護者面していたのがちょっと納得いかない。
ホームからここまでは5分もあれば来れる。
だがAはいつまで経っても現れない。いくら人が多いとは言えこの俺がAを見逃すなんてあり得ない。
鶴蝶も戻ってきて、最後の連絡からもう10分は過ぎた。
数回電話を掛けるも繋がらない。
どこにいるのかとメッセージを送れば、すぐに携帯の画面が着信中に切り替わった。
「Aー？もう降り…、どうした？走ってる？」
息を切らしながら話すAの声に混じってバタバタと雑音も入る。
出口を間違えてしまったと謝るAに、迎えに行くと話すも向かっているから大丈夫だと通話は切られた。
「Aちゃん何だって？」
「逆の出口行っちまったって。可愛いなぁ俺のA。俺がいないとポンコツだなー♡」
「貶してるだろ。」
保護者がなんか言ってるが、俺の視線は携帯に注がれている。
元々はサブで使っていた自分の携帯だ。GPSの追跡アプリを開けば、確かにAは駅周辺の路地を進んでこちらに向かっている。
3人も俺の画面を覗いたが、鶴蝶が焦ったように指を差した。
「さっきカフェにいた女たちがそこの路地で喧嘩してたって話してたぜ。」
「…マジか。行くぞ。」
ここら辺を仕切っている奴らのことは知らない。
来るまでにどこかのチームっぽい奴らを見た記憶はないが、興味がなさすぎて見えていなかっただけなのかもしれない。
A、絶対そこには行くなよ。
そう祈るも虚しく、追跡中のアイコンは鶴蝶の言う路地へ入って行き動きが止まった。
「やべぇかも。A、多分そこ行った。」
「兄貴！ちょ、足速ぇ…！」
頼むから無事でいて。俺の可愛いAが他の誰かに傷なんか付けられたら、俺はきっとそいつらを…。
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れん(プロフ) - 菜穂さん» 教えていただけて助かりました…！ちょっと崩壊気味な蘭ちゃんのお話ばかりですが、読んでいただけてとても嬉しいです！またお時間のある時に見ていただけたら幸いです☺️ (1月20日 16時) (
レス) id: 160e1714c7 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂(プロフ) - れんさん» いえいえ！それは仕方ないですよ。感想もなしに指摘してしまいすみません。とても良い作品ですね、応援してます (1月20日 0時) (レス) @page8 id: 97df43ce45 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 菜穂さん» 菜穂さま、ご指摘ありがとうございます！毎回更新するたびにチェック入ってしまうので、これからは確認してから保存するように気をつけます…！ (1月19日 23時) (レス) id: 160e1714c7 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - ありかさん» ありかさま、コメントありがとうございます！その二文字をいただけて嬉しさしかありません…！😭 (1月19日 23時) (レス) id: 160e1714c7 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂(プロフ) - お/り/ふ/ら立ってますよー (1月19日 20時) (レス) id: 97df43ce45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れん | 作成日時：2024年1月17日 0時
