嫉妬する 3 ページ23
「竜胆テメェ！返事返せや！」
「あー獅音先輩、自己紹介お願いしまーす。」
「あ？…斑目獅音、18歳。黒龍 元9代目総長、天竺四天王。…何だこれ罰ゲームか！？」
どう考えても男の人の声で、確かにシオンと名乗っていた。
よく分からないチームみたいな名前も出ていたけれど。
蘭ちゃんと同い年の、…男の人だった。
そこまで理解して、顔に熱が集まるのが分かる。
私、とんでもない勘違いを…。
「蘭ちゃんごめんなさい！」
「いや、いいんだけど…顔見ていーい？」
「だめ…！」
恥ずかしい。勘違いして八つ当たりして、合わせる顔がない。
一人で勝手に怒って、馬鹿なのは私の方だ。
今は放置してほしいとお願いすれば、蘭ちゃんがベッドに潜り込んでくる感覚に体がびくりと跳ねる。
「蘭ちゃんごめんなさい…怒らないで…。」
「怒ってねーよ♡」
後ろからぎゅっと抱きしめられる。
顔は見ないからこっち向いて、そのお願いに慌てて目を擦り、ゆっくりと蘭ちゃんの方に向き合う。
胸に顔を埋めるように頭を抱かれた。
「ほんとにごめん…ばかは私です…。」
「嫉妬しちゃった？それだけ蘭ちゃんのことが大好きって解釈で合ってる？」
「…合ってる…。」
「かわいー…♡俺も大好きだし、Aにしか可愛いって言わねえから安心しろー？」
男に言う可愛いは馬鹿にしているって意味だから、そう付け加える蘭ちゃんにコクコクと頷いた。
「こんなに大事にしてる嫁がいるのに、他の女に可愛いなんて言う奴いなくねー？」
「おっしゃる通りで…。」
「嫉妬されたのは嬉しかったけどな♡」
「うぅ恥ずかしい…。」
Aだけだから、Aにしか興味ないから。
そう呟いた蘭ちゃんの手に自分の手を重ねて、指を絡ませた。
「…お取り込み中悪いけど、結局どうすんの？」
「空気読めよ竜胆ー。」
そうだった。
私のことはいいから出掛けてきてと言ったら、蘭ちゃんが一緒に行こうと誘ってきた。
「ついでに獅音とモッチーにも可愛い嫁の紹介してやるか。」
「私、シオンさんの顔見れないかも…。」
「俺らが遅いからってマンションの下にいるけど。」
「支度しようなー、A♡」
この後シオンさんとモッチーさんに会ったが、顔に刺青が入っていたり体格が良かったりで怖かった。
しかもシオンさんは「獅に音で獅音」と名前の漢字まで教えらる。
「すみませんでした…。」
「俺が女とか勘弁してくれ…。」
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れん(プロフ) - 菜穂さん» 教えていただけて助かりました…！ちょっと崩壊気味な蘭ちゃんのお話ばかりですが、読んでいただけてとても嬉しいです！またお時間のある時に見ていただけたら幸いです☺️ (1月20日 16時) (
レス) id: 160e1714c7 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂(プロフ) - れんさん» いえいえ！それは仕方ないですよ。感想もなしに指摘してしまいすみません。とても良い作品ですね、応援してます (1月20日 0時) (レス) @page8 id: 97df43ce45 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 菜穂さん» 菜穂さま、ご指摘ありがとうございます！毎回更新するたびにチェック入ってしまうので、これからは確認してから保存するように気をつけます…！ (1月19日 23時) (レス) id: 160e1714c7 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - ありかさん» ありかさま、コメントありがとうございます！その二文字をいただけて嬉しさしかありません…！😭 (1月19日 23時) (レス) id: 160e1714c7 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂(プロフ) - お/り/ふ/ら立ってますよー (1月19日 20時) (レス) id: 97df43ce45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れん | 作成日時：2024年1月17日 0時
