８ ページ24
田中「深井さん？もう一軒行くぅ？」
「いやぁ……あの……｣
田中「僕も内田さんみたいに『Aちゃん』て呼んでも良い？」
「えっ？あぁ……ははは……」
随分酔ってきた田中さんに絡まれながら、内田さんやジェジュンに助けてもらって
なんとか今日は機嫌良く田中さん1人でタクシーに乗せることに成功し
内田「じゃあ俺もタクシーで帰るわ！お疲れっ！」
「えっ！？内田さん！ちょっ！」
酔っぱらい内田さんも、自由な感じでさっさとタクシーを捕まえて一人帰っていった。
そして残された私と、ジェジュン
気まず過ぎて居たたまれなくなった私は、内田さんのようにタクシーを捕まえてさっさとこの場を離れようとした。
「じっじゃあ私は○○方面なのでここでっ！」
そう言って通りがかったタクシーに手を上げると
ジェジュンは
JJ「俺も○○方面。途中で降りるから半分タクシー代出す」
そう言って、止まったタクシーに私に先に乗るように平然と促した。
「っ……あ、うん……」
気は乗らないけれど、タクシー代が半分になるのはありがたいと
私はそのタクシーに乗り込んだ。
JJ「行き先」
「っあ！はい！○○までお願いします！」
JJ「途中、○○で一人降ります」
運転手「はい」
行き先を告げると動き出したタクシー
なるべくジェジュンから離れるように体を端に寄せて外を見ながら乗っていると
ジェジュンは口を開いた。
JJ「田中に下の名前で呼ばせるのか」
「えっ？」
JJ「田中に名前で呼ばれても気持ち悪く無いのか」
「あぁ……別に気持ち悪いことはないけど……」
急に話を振られて意図も分からずにそう答えると
ジェジュンは言った。
JJ「俺は気持ち悪かったのにか。3年間も一緒で、まさか最後に俺の事『気持ち悪い』と思ってたなんて知って
よくも再会したとき『久しぶりっ！』なんて笑って言えたよなっ！」
「……え？なんの話し？」
少々苛立ちながら私にそう言ったジェジュン
しかし、私にはなんの事だか理解できないでいた。
そもそも、私は一度もジェジュンを『気持ち悪い』だなんて思ったこともないし
こんな風にジェジュンに責められるような記憶は全く無い。
ジェジュンは、何を言っているのだろうか？
JJ「聞こえてないとでも思ったか。ミユと校門のところで話してたこと」
「ミユと？」
JJ「ジェジュン気持ち悪いだけだよ、って笑って言ってただろ。聞こえてんだよ」
その時、私は全てを悟った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕(プロフ) - alexisさん» ありがとうございます(‐人‐)愛されたいですね〜(笑) (2022年1月19日 8時) (
レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - Mimiさん» 嬉しい♪ありがとうございます(‐人‐) (2022年1月19日 8時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 千衣さん» ありがとうございます(‐人‐)今回のも良かったら読んでみてくださいね！ (2022年1月19日 8時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みきぽんさん» 大変お待たせ致しました(‐人‐)良かったら読んでみてください(^^) (2022年1月19日 8時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さまー！更新有難うございます！眩しい幸せそうなヒロインを見かけて、いつしか愛するようになって見詰めていたんですねーそして見守ってきた…。そして欲しいと思った…ここ！これ大事！恋われて愛されるって憧れます！全然、興味ない人からだと迷惑だけど(苦笑) (2021年8月18日 23時) (レス) id: fb104a6d4e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2021年2月18日 16時
