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EH《もし家に来たら俺も挨拶したいから帰さないで》
A『ん。わかった』
EH《予定通り14時に終わりそうだから》
A『ん。ケーキの材料買いに行ってくるね』
EH《よろしく。気をつけて》
A『オッパ』
EH《ん？》
A『お手紙読んだよ』
EH《ん(笑)怒った？》
A『ごめんなさい』
EH《ん？何が？》
A『いつもオッパに甘えて…。私』
EH《Aは一生俺だけに甘えてくれればいい。甘えて笑っていてくれればいい。それが俺の幸せだから。変な事は考えないで。申し訳ないとか思う必要ないから。ごめん…。もう行かないと…》
A『あ…。ごめんなさい。お仕事頑張ってね』
EH《ん。ありがと》
オッパ。
甘える事が…笑っている事がオッパの幸せなのかな…。
本当にそんな事でオッパは幸せなのかな…。
オッパに負担をかけているだけなのに。
EH"Aの存在自体が俺の幸せ。愛してる"
オッパからの優しい言葉が電波にのって私のもとに届いた。
A『オッパ……ありがと』
スマホを胸に抱き買い物に行った。
A「キャロットケーキとラズベリーのレアチーズケーキでもいいのかな…」
久しぶりにホールケーキを作るから慣れているものにしたい。
A「人参さん…美味しいケーキの為に頑張ってね」
美味しいケーキになーれー！
幼い頃お爺様のお誕生日にどうしてもケーキを作りたくてパティシエに聞いたおまじない。
食べてくれる人を思って、笑顔を思い浮かべて願いを込めると美味しくなる…。
オッパの笑顔を思い浮かべて作るケーキ。
A「♪♪♪♪♪♪」
自然に鼻歌まで出てきた。
A「あとは冷やして出来上がり♡間に合うかな…」
13時…。
EH『ただいまー』
え？
EH『甘い匂いがするー！』
A『オッパ？早かったのね…』
EH『個人撮影一番にしてもらって帰ってきた(笑)』
A『15時くらいになると思ってたから…まだ完成していないの…』
EH『15時過ぎに来るように連絡するから大丈夫！何のケーキにしたの？』
A『キャロットケーキとラズベリーレアチーズケーキ』
EH『いいねー♪』
後片付けを手伝ってくれる相変わらず優しいオッパ。
EH『まだダニエル達は来てないの？』
A『うん』
EH『遅くない？』
A『んー？たぶんもうすぐ来ると思うけど』
EH『そっか』
♪チャイム♪
A『凄いタイミングね(笑)』
EH『凄すぎて怖い(笑)』
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作者名：☆夢叶信☆ | 作成日時：2018年8月22日 15時
