177 EH side ページ30
SW『まだ寝てるよ』
EH『だれ？』
SW『この前終わったドラマのスタッフさん』
EH『どうしてストーカーってわかったんだよ？』
SW『Aちゃんの写真持ってたから』
は？
SW『どう見ても隠し撮り』
目の前でイビキをかき爆睡しているのはまだ若い男…。
そいつのバッグの中にあった写真を躊躇うことなくシウォンが取り出した。
SW『どうする？』
EH『んー。こいつ何か言ってた？』
SW『最近彼女と別れたらしい。あとこれは噂だけどかなり女癖が悪いって。まあモテそうな顔だけど…』
EH『へー。それで調子にのってAとどうにかなりたいと思ってるのか。俺からAを奪えると思うなよ…』
SW『珍しいな。温厚なお前がそんな事言うのは』
EH『そうか？』
SW『うん。直接話す？』
EH『ん。その前にお手洗い』
SW『早くしろよ』
EH『ん』
とりあえず下準備はしないと。
EH『お待たせ』
SW『ん。じゃ…起こすぞ？』
EH『ん』
SW『起きろー』
『ﾝガっ』
SW『起きろ！』
『もう少し…』
SW『プロデューサーが怒ってるぞ』
『え！？すみません！！』
飛び起きたストーカー。
『あれ？えっ！？』
EH『どうも』
『う…ウニョクさん！？』
EH『キミ名前は？』
『オ テジュンです！』
EH『テジュン…ごめん』
ﾃｼﾞｭﾝ『え？』
突然謝るからビックリしたのかクリクリした目を更に大きくさせている。
EH『キミのバッグ落としちゃった』
ﾃｼﾞｭﾝ『大丈夫です』
EH『キミが良くても俺的に良くないからさ』
ﾃｼﾞｭﾝ『大した物は入っていないので気にしないでください。バッグも安物ですし(笑)』
EH『大した物が入ってたけど？』
Aの写真をテーブルに置く。
ﾃｼﾞｭﾝ『あ！そうでした(笑)その写真僕の宝物なんです』
こいつ…空気がよめない奴か…。
EH『人の女の写真を宝物にしないでくれる？』
SW『ヒョク！？』
EH『シウォナ、いいから』
SW『……ん』
EH『ねえ、聞いてる？聞こえなかった？』
ボーッとしているテジュン。
ﾃｼﾞｭﾝ『えっと……』
EH『しかも隠し撮り？これはハルワンで働いてる時の…これは買い物中…これはアパートから出てきた時？何枚持ってるの？他にもあるの？』
ﾃｼﾞｭﾝ『…………これだけです』
EH『スマホで撮った？』
ﾃｼﾞｭﾝ『……はい』
EH『ロック解除して貸して』
全部消去してやるよ。
ﾃｼﾞｭﾝ『え…』
EH『早く』
ﾃｼﾞｭﾝ『でも…』
スマホを握りしめなかなか渡してこない。
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作者名：☆夢叶信☆ | 作成日時：2018年8月22日 15時
