promise 4 (ページ25)

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ﾄﾞﾝﾌｧ『じゃ行こ』

A『はい』

返事をしてみたものの…アパートとは違う方向へと歩き出すドンファさん。

A『え？ドンファさん？』

ﾄﾞﾝﾌｧ『買い物行くよ』

A『だ…大丈夫ですよ！？』

ﾄﾞﾝﾌｧ『Aちゃんは解りやすい子だね(笑)』

A『え？』

ﾄﾞﾝﾌｧ『本当は食材ないけど後から友美と買いに行けばいいかな』

どことなく私の真似をした話し方をして笑っている…。

A『そ…そんなに解りやすいですか？』

ﾄﾞﾝﾌｧ『うん(笑)今まで出会った人の中でもダントツで解りやすい！ドンへと並ぶくらいかなー』

うそ！

ﾄﾞﾝﾌｧ『ダメだよ。友美ちゃんも女の子なんだから何かあったら困るでしょ？』

A『はい…』

そうよね…。

いつも友美に頼ってしまうけど大切な親友を巻き込む訳にはいかない。

ﾄﾞﾝﾌｧ『ちなみにもう１つ解るよ』

A『え？』

ﾄﾞﾝﾌｧ『ストーカーの事。アイツに話さないつもりでしょ？』

…………私、本当にドンヘオッパ並みに解りやすいのかもしれない。

ﾄﾞﾝﾌｧ『やっぱりね。どうして？』

A『心配かけて迷惑かけたくないから……』

ﾄﾞﾝﾌｧ『心配かけることは迷惑なことではないよ』

A『でもオッパは』

ﾄﾞﾝﾌｧ『何も話さないで、もしAちゃんに何かあったら？悲しませたいの？』

A『それは…。悲しませたくないです』

オッパの悲しそうな顔が頭を過り心臓がギューっと掴まれたように苦しくなった。

ﾄﾞﾝﾌｧ『アイツが一番恐れて悲しむのはAちゃんを失うこと。アイツが一番嬉しくて幸せなことはAちゃんが隣でずっと笑ってくれること。今のAちゃんはアイツに隠し事をしたままだと笑えないでしょ？』

"Aの笑顔が一番のおかずだから"
"俺の一番の栄養源"

オッパの声が聴こえた気がした。

A『はい…』

ﾄﾞﾝﾌｧ『俺たちもAちゃんのことが心配。護りたいけど最終的に護るのはアイツだよ。アイツは絶対にAちゃんを護る強さがある。だから安心して頼ってやって？』

A『はい…』

ﾄﾞﾝﾌｧ『彼女を心配するって当たり前だけどアイツにとっては初めての経験だよ(笑)アイツを変えたのはAちゃんなんだから余計な事は考えないで心配かければいい(笑)』

A『お仕事中で繋がらないかもしれないですが帰ったら電話してみます』

ﾄﾞﾝﾌｧ『素直でよろしい(笑)』