169 EH side ページ22
♪♪♪♪
A『オッパ！なってる！苦しいー』
誰だよ…！
Aとイチャイチャタイムの邪魔する奴は！
EH『…………』
♪リヨン♪
A『オッパ…？』
EH『ん？』
A『出ないの？』
EH『うん。出る必要ないから』
A『でも……』
EH『食べよ』
鳴り続くスマホの電源をオフにした。
A『うん……』
せっかくの楽しい時間なのに。
それからAに話しかけても生返事ばかりだった。
A『片付けしてくるね』
EH『手伝うよ』
A『オッパは休』
EH『元カノ』
このまま何も話さないとAが不安になるだけだと思ったから正直に伝えた。
A『……うん』
EH『心配しなくて大丈夫。俺はAだけだから』
A『ん…』
EH『明日番号変えてくる』
A『そこまでしなくても…』
EH『ちょうどスマホ自体変えようと思ってたから気にすることないよ』
A『…………』
EH『ちょっとマネージャーに電話するけどいい？』
A『そんなことイチイチ確認しなくていいよ(笑)』
無理して笑ってるのバレバレなんだけど…。
EH『ん(笑)』
♪リヨン♪
電源を入れた瞬間にまた着信…。
EH『Aスマホ貸して？』
A『うん…。でも私マネージャーさんの番号なんて…』
EH『ドンヘにかけて伝えてもらうから』
A『ドンヘオッパの番号入れてないよ？』
へ？
EH『前に交換しなかった？』
A『それ…戻ってきた時に新しく買ったスマホ…』
そうだ！
EH『ソユンの番号は入ってるよね？』
A『もちろん』
EH『じゃ…ソユンに伝えてもらう』
A『……うん』
ｿﾕﾝ《オンニ♪こんばんは！》
EH『俺だけど』
ｿﾕﾝ《嫌がらせですか…？》
EH『お前に嫌がらせするほど暇じゃねーし』
ｿﾕﾝ《切りますよ？》
EH『ドンヘいる？』
ｿﾕﾝ《今日は会う予定ないです》
EH『ドンヘに伝言して』
ｿﾕﾝ《変なゲームに巻き込むの止めてください》
変なゲームって…。
EH『ゲームじゃねーし。明日の朝イチでスマホの番号変えてきてもらうようにマネージャーに伝えて』
ｿﾕﾝ《そんなの明日直接》
EH『Aのことが好きなら伝えろ』
A『オッパ…』
ｿﾕﾝ《……わかりました。何か事情があるみたいなので今から伝えます》
EH『よろしく。あ、あと新しくなるまで俺電源オフにしてる事もついでに』
ｿﾕﾝ《わかりました》
これが新たな問題になるとはこの時思いもしなかった…。
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作者名：☆夢叶信☆ | 作成日時：2018年8月22日 15時
