promise (ページ8)

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EH『こんばんは～』

ｿﾕﾝ『こんばんは。お待ちしてました』

今日は俺がデザインをしたランプの納品！

ｿﾕﾝ『こんな感じに仕上がりましたが、どこか気になるところはありますか？』

元練習生のソユンがランプを持ってきてくれたから隅々まで細かくチェックをすると1ヵ所気になるところがあった。

EH『ここさ…何て言うか…もう少し曲げてほしいんだけど…』

ｿﾕﾝ『ミリ単位でのクレームですか…』

EH『クレームじゃないし(笑)』

ｿﾕﾝ『オッパ…この前は曲がりすぎって言ってましたよ』

EH『あれは曲がりすぎてたから(笑)』

呆れた顔をしたソユンがランプを持って出ていこうとした時、テーブルの上に置いてあったファイルが落ちた。

EH『よいしょ！』

ｿﾕﾝ『掛け声出さないといけないなんてオッパも歳をとりましたね(笑)』

EH『うるせ～(笑)』

何となくファイルの中を見ると俺好みの商品リストが！

EH『ソユン！この商品ある？』

ｿﾕﾝ『残念ですが売却済みで欠品です(笑)』

なんだ…残念…。

ｿﾕﾝ『そういえば昨日のお客様が、このランプを凄く褒めてましたよ(笑)』

EH『そうなの？そのヒト凄いセンスあるんじゃない？』

ｿﾕﾝ『特注だから売り物じゃないことを伝えたら本気で残念そうでしたよ。このランプ以上に好きなランプはないって(笑)』

EH『か～！わかる人にはわかるセンスの良さ！気品さえ感じる俺のデザイン！』

ｿﾕﾝ『そうですね』

いつもは『自画自賛ですね』と流される俺の言葉に珍しく真剣な顔で肯定してきたソユン。

ｿﾕﾝ『そのお客様がオッパにデザインしてほしいそうですよ。どんなランプでもオッパのセンスでデザインしてくれたら間違いなく気に入るものが出来るからって』

EH『それって俺のデザインを大絶賛してるってこと？』

ｿﾕﾝ『そうですね。このランプを見つめる眼が本当にキラキラしていたので(笑)このランプのこと凄く気に入ったんだと思いますよ』

EH『ちょっと今は忙しいからすぐにはデザイン出来ないけどいいのかな』

趣味程度のデザインをそこまで気に入ってくれたのが嬉しくて思わず請けてしまったデザインの話。

ｿﾕﾝ『明日確認してみますね(笑)』

EH『なるべく早く出来るように頑張るから逃がさないで(笑)』

ｿﾕﾝ『これ一応、そのお客様の家具リストです』

そう言うと、さっきのファイルを渡された。

リストの商品は俺の好みのものばかりだったから本当に全て任せてもらった。