promise (ページ6)

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友美「カッコいい…」

キムさんの後ろ姿を見送ると友美が小声で呟いた。

A「浮気者め…」

友美「3日間で住むところ探して引っ越しまでしなきゃね(笑)」

A「意地悪…」

友美「とりあえず荷物置きに我が家へ出発！」

A「しゅっぱ～つ！暴走しないようにね(笑)」

ハンドルを握ると性格が益々荒くなる友美に一言付け加えてみたけど…私の声は届いていなかった。

友美「到着！」

A「…死ぬかと思った…」

友美「行くよ！」

フラフラしながら友美の後をついていくと気付いた。

A「あれ？引っ越ししたの？」

友美「今さら？最近はソンスの方が人気みたいなの」

A「へぇ～。私もこのアパートがいいな～」

友美「いいね！確か最近空きがでたと思うけど…聞いてみる？」

A「お願いします(笑)」

相変わらずやる事が早い(笑)

友美の家に入る時には既に住むところが決まっていた。

友美「31階か…Aなら大丈夫だね(笑)」

高所恐怖症の友美とは違い高い所が大好きな私としては何の迷いもなかった。

友美「私なんて15階でも怖いのに…。ここに決めたとき旦那と喧嘩したくらいよ…」

A「遊びに来てね(笑)」

友美「私を殺す気か！？」

A「そんなことじゃ死なないから(笑)それより契約はどこでするの？」

友美「31階。1時間後くらいかな」

A「わざわざ来てくれるんだね」

友美「担当が旦那の後輩だから(笑)」

A「何だか申し訳ない」

友美「それよりお腹すかない？パスタならすぐ出来るけど」

A「すいたー！久しぶりに友美のカルボナーラが食べたい！」

友美「OK！じゃサラダとスープお願い」

A「OK！」

3年ぶりに一緒に料理をする時間が本当に楽しかった。

結婚前はよく一緒に料理をしたな～。

友美「お嬢様の概念を覆してくれたのはAだったな～(笑)」

A「何の概念よ(笑)」

友美「家事全般なんてやらないだろうって思ってたのに私より上手だった時の衝撃(笑)」

A「いつかは結婚して家を出るんだから一般的な事は全部教え込まれたの(笑)」

友美「プロに教えてもらったなら出来て当たり前って昔から言ってたもんね(笑)」

懐かしい話をしながら出来上がったパスタとサラダとスープ。

A「美味しい～！」

２人、笑いながら完食すると準備をして31階へ。

無事契約も済んだ。