promise (ページ32)

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20時少し過ぎた頃インターホンがなり見ると複雑そうな顔のソユンちゃん。

A『ソユンちゃん…ど』

ｿﾕﾝ『オンニー！私の側から離れないでくださいね！』

A『え？』

どうしたの？と聞く前にドアを閉め、抱きついてきたソユンちゃん。

ｿﾕﾝ『オンニが私から離れそうで怖いです…』

A『よくわからないけど…私はソユンちゃんから離れるつもりないよ？』

ｿﾕﾝ『私、オンニの事を愛してます！』

『やー！！！』

ソユンちゃんから告白されるとドアをドンドンと叩く音と男性の声…ビックリ連発なんですけど。

ｿﾕﾝ『オッパのバカー！』

な…何だかよくわからないけど。

ケンカ？

A『ソユンちゃん。落ち着こうか…』

ｿﾕﾝ『オンニー(涙)』

え？

えぇぇぇぇぇ！？

泣いてる！

A『私のソユンちゃんを泣かすなんて許さない！』

ソユンちゃんを抱きしめながら玄関を開けると目の前の人に思いっきり怒鳴った。

『ぇっ…。すみません…』

オロオロしながらも謝るこの人は間違いなくソユンちゃんの彼氏だろう。

『ソユン…ごめん！本当にごめん！ごめんなさい！』

必死に謝るソユンちゃんの彼は宝物に触れるように彼女の頭を撫で泣きそうになっていた。

本気でソユンちゃんを愛してるんだな。

怒鳴って申し訳なかったかも。

A『ソユンちゃん…。よくわからないけど仲直りしてあげて？彼泣きそうだよ？』

ｿﾕﾝ『………はい。オッパ』

私から離れて彼を見るソユンちゃんは拗ねた顔をしながら

ｿﾕﾝ『今回はオンニのお願いだから許してあげる』

と微妙な仲直りをした。

それでも仲直りは仲直り！と彼は笑顔でソユンちゃんを抱きしめた。

ｿﾕﾝ『苦しい！！！その筋肉で窒息させる気！？』

『ご…ごめん！』

何となく二人の関係性が見えた気がした(笑)

ソユンちゃん…なかなか強い(笑)

ｿﾕﾝ『オンニ。今日は私がオンニを護ります！行きましょう！』

何だかさっきから展開がよくわからないけど…。

A『ちょっ…ソユンちゃん！バッグ持ってきてもいい？』

ｿﾕﾝ『あ…。すみません(汗)』

A『ちょっと待っててね(笑)』

ｿﾕﾝ『はい！』

急いでバッグを取り玄関に戻ると拗ねた顔をした彼に呆れた感じのソユンちゃんが待っていた。

不思議に思いながらも3人で玄関を出ると何故か隣の家のドアを開けた彼氏さん。

『『『っ！！ビックリした！』』』

ん？

お隣さん？

『いらっしゃいませー！』

この前挨拶した隣人が笑顔で出迎えてくれた。