promise (ページ4)

今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:140,304 hit

4　EH side ページ4

『『『オッパ～！』』』

朝から金浦国際空港は女の子達で溢れていた。

いつもいつも…どこの国に行っても、帰国しても必ずELFが迎えてくれる。

ありがたい気持ちと同時に

学校は？
仕事は？
旦那さんは？

など心配にもなる。

MG『ドンヘは取材でヒョクチェは○○の収録だからな』

この後のスケジュールを聞いていると

「A！！！！！」

叫び声が空港内に響いた。

何事かと足を止めると人と人の間に倒れている彼女の姿を見つけた。

『私の親友に触らないで(怒)！！！』

彼女の親友だという小柄な女の子が周りのELFを睨んでいる。

MG『おい！とりあえず車まで行くぞ』

無意識…本当に自然と彼女の所に行こうとする俺をマネヒョンが慌てて止めた。

マネヒョンが俺の腕を引っ張り強制的に車まで連れていかれた。

MG『とりあえず待ってろよ！様子を見てくるから』

EH『俺も行く！』

DH『俺も！』

MG『お前らが行くと余計に騒がれるから待ってろ！』

EH『行く！待ってるだけなんて嫌なん…だ……って…あれ彼女じゃない？』

泣いていた彼女は笑っていて…怒っていた彼女の親友は泣いていた…。

DH『笑ってるじゃん(^^)』

MG『一応、少し話してくる。空港にいたELFが原因で怪我してたら申し訳ないから。お前らは出てくるなよ！もし出てきたら外出禁止にするからな！』

俺たちに再度忠告するとマネヒョンは彼女たちを追いかけていった。

DH『笑ってたから安心しろよ』

EH『本当に笑ってたのか？無理して笑っていたとしか思えないんだけど！』

DH『何だよ！何で俺にあたるんだよ！あの羽田のラウンジで彼女を見てからお前おかしいぞ！』

知らねえし！

自分でもよくわからないけど自分でもおかしい事くらい気付いてるし！

DH『まさか…もう二度と会えないだろうヒトに惚れたのか？』

EH『うるせー！』

稀に冴えるドンヘの勘。

この時は…まだ知らなかった。

これから始まる物語を…。

狂おしいほどの物語を…。

今はまだプロローグが終わっただけの彼女と俺の物語。