promise (ページ28)

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友美「まあ、Aに恋愛感情がないのはわかった」

暫く無言だった友美が再び声を発したのは十数分後だった。

A「ギュオッパもだけどね」

友美「ふーん」

A「何よ？」

友美「別にー」

変な友美…。

友美「そういえば面接どこに行ったの？」

A「あれ？言ってなかった？何かギュオッパもオーナーと知り合いだったみたいなんだけど…haru&onedayだよ」

友美「………」

固まる友美…。

さっきから変なの…。

A「友美？」

友美「はぁぁぁぁ…。芸能人に興味ないって怖い…」

A「は？関係ないでしょ？」

友美「大アリなんだけど！そこはSUPER JUNIORのドンヘオッパのカフェ！」

A「……………ぇっ！？」

友美「普通はね…ドンヘオッパ目当てだと困るから採用されないのにAが採用された理由がわかったわ…」

A「ど…どうしよー！そんな有名な人なんて知らなかったからオーナーに失礼な事言っちゃった！」

友美「無欲の勝利ってことか(笑)」

だから面接の時に変な質問をされたのか！

弟さんは優しいけど気をつけてって、そういう意味だったのか！

友美「落ち込んでも仕方ないよ(笑)仕事はいつからなの？」

A「足が治ったら連絡することになってる…」

友美「ここまで的確にスジュ２人と繋がれるって奇跡だね(笑)」

笑い事ではない。

友美「Aの未来が明るくなってきたね(笑)」

A「私は普通に生活できれば明るくなくていい…」

友美「そういえばAが韓国に来たときに会ったのも彼らの事務所のマネージャーさんだったね(笑)」

A「あー。キムさん？」

友美「キムさんって実はスジュのマネージャーさんだったりして(笑)」

A「そこまで偶然が重なってたら怖い(笑)」

友美「確かに(笑)」

それから友美が食べたいと言うロールキャベツを作りながら旦那さまとのノロケ話を聞いていた。

この日から数日後に運命の出会いをするなんて。

友美は気付いていたのか。

私自身、全く気付いていなかったのに…。

でも…その日は突然だった。