promise (ページ23)

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ギュオッパと同じアパートという事が判明して一気に親近感が湧いてきた。

KH『Aは何階？』

A『31階です。ギュオッパは？』

KH『…31階か…。俺は29階』

一瞬複雑そうな顔をしたけどすぐに笑顔になったので気にもせず二人でエレベーターに乗り込んだ。

そして何故か29階で降りなかったギュオッパは私の部屋の前まで送ってくれた。

A『色々とありがとうございました』

KH『ん？』

A『ご馳走になってしまったり病院に付き添っていただいたり…色々です』

KH『あー。それは何度も言うけど俺のせいだから。それより何か不自由なことがあったら連絡して』

何故か隣の玄関を気にしているギュオッパは小声で言うとスマホをヒラヒラさせている。

A『んー。多分大丈夫だと思いますが…初のオッパ記念に(笑)』

お互い連絡先を登録した。

KH『OK…。じゃ、俺帰るから。本当何かあったら遠慮せず連絡してこいよ』

A『はい(笑)』

エレベーターの扉が閉まるまで手を振るギュオッパを見送り玄関を開けた。

かなり濃密な１日だったな…。

とりあえずソファーに座りソユンちゃんに帰ってきた事、友美に無事採用した事を報告しておいた。

KH《ドンファヒョンには俺から話をしておくから気にせず足を治すように》

あは(笑)

本当にお世話好きらしい(笑)

A《ありがとうございます。よろしくお願いします》

きっと断っても譲らないだろうから素直に甘えてみた。

鎮痛剤に含まれている成分のせいか…睡魔におそわれた私は何とか洗顔など終えると早々に深い眠りについた。

友美「いつまで寝てるのよ！」

A「んー。何時？」

友美「もうすぐ10時！」

A「何か約束してた？」

友美「してないわよ。私日本に行くし」

A「あー。オトちゃんの結婚式か」

親戚のオトちゃん(23)の結婚式の為1週間日本に行く友美はテンションが高くなっている。

友美「そうそう。バッグ貸して」

A「勝手に持っていっていいよー」

松葉杖をつく私にバッグを持った友美が駆け寄ってきた。

友美「どうしたの！？」

A「昨日転んじゃって捻挫(笑)」

友美「はあ！？何やってるのよ！？」

A「まあ、色々あってね(笑)それより時間大丈夫？」

友美「大丈夫…じゃない！また連絡するから！安静にしてなよ！」

言うだけ言うとバタバタと出ていく友美を見送った。