promise (ページ22)

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『捻挫ですね』

やっぱり…ね。

KH『骨は大丈夫ですか！？』

『レントゲンを見る限り大丈夫ですよ。全治3週間くらいです』

A『3週間…』

どうしよう…。

KH『A？』

A『2週間で治りませんか？』

『んー。何かあるんですか？』

A『いえ…。特には…』

ギュオッパが隣にいるから正直に言えない…。

『まあ、若いし安静にしていたら治らなくもないかもしれないですね』

年配のドクターは察してくれたのか優しく微笑んだ。

そして来週また受診するように言われ看護師さんがキッチリとテーピングで固定してくれた。

KH『仕事休めないの？』

支払いを待つ間ギュオッパに聞かれた。

A『大丈夫ですよ(笑)』

KH『そう言えば仕事聞いてなかったけど…何してるの？』

A『カフェで…』

KH『どこのカフェ？俺行ってみたいなー』

A『4番出口からすぐの…』

KH『まさか…ハルワン？』

A『え？』

KH『haru&oneday？』

A『あは(笑)そうですよ(笑)ギュオッパも知ってるんですか(笑)』

KH『マジか…ドンファヒョンさすが…』

A『オーナーと仲良しなんですね(笑)』

私の言葉にギュオッパはビックリしている。

KH『あのさ…ずっと気になってたんだけど…俺たちの事知らない？』

A『俺たち…？』

KH『………あははははははは！！！』

ギュオッパが突然大声で笑いだすと支払いの呼び出しが聞こえてきた。

KH『俺かなり恥ずかしいんだけど(笑)』

A『そうですね…笑い声が大きすぎます…』

松葉杖を手に立ち上がろうとするとギュオッパに止められた。

KH『ちょっ！何してるんだよ…』

A『支払いに行ってくるだけですよ』

KH『そんなの俺が払うし！』

A『いやいやいやいや』

KH『俺のせいで怪我したんだから当然だろ。動くなよ』

物凄い目力で制されてしまった…。

そして車に戻ると送っていくと言ってきかないギュオッパ…。

何度断っても頑として聞いてくれない。

A『ギュオッパって…お世話が好きなんですか？』

KH『そうだな(笑)』

A『モテ技ですか(笑)あ…そこ右折です』

話をしながらアパートまでナビして到着。

KH『マジ？』

A『はい。ありがとうございました』

お礼を言い降りようとするとまた止められた。

そして慣れたように駐車場に停車するとギュオッパも車から降りてきた。

KH『偶然だけど俺の家もここ(笑)』

今日一番の驚き発言をした。