promise (ページ18)

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A「んふっ…ふふふふふっ」

帰り道、一人怪しい笑いが込み上げてくる。

すれ違う人に怪しまれながらも、そんな事気にならない！

嬉しい！

こんなに嬉しい日は友美の結婚式以来だと思う。

友美の結婚式…もう3年前か。

そう思うと私って寂しいのかも(笑)

3年ぶりの嬉しい日って…。

A「嬉しいけど寂しい」

あ！

ソユンちゃん！

あの可愛いオーラ全開はソユンちゃんに間違いない！

お友達と一緒にいるみたいだから声をかけようか躊躇っていると様子がおかしいことに気付いた。

可愛い顔が戸惑い怯えている…。

A『ソユンちゃん！遅れてごめんね！』

ｿﾕﾝ『オンニ…』

駆け寄る私に気付いたソユンちゃんと2人の見知らぬキレイな女の人。

A『お友達？』

明らかに違うとわかっていても一応確認すると返事をしないソユンちゃん…。

『こんな女と友達！？ふざけないで！』

女Aが鬼のような顔つきで大声をあげた。

A『そうですか。時間がないので彼女連れて行きますね』

"こんな女"発言に内心怒り爆発だった私だけど今は一刻も早くソユンちゃんをこの場から連れ去りたくて冷静に言い女AとBに背を向けた。

『絶対に許さないから！』

私もソユンちゃんを苛めるあなた達を許さない！

泣きだしてしまったソユンちゃんの手をグイグイ引っ張る私の顔も鬼のようなんだろう…好奇の目を向けてくる人達。

落ち着こう。

大きく息を吐くと繋いでいるソユンちゃんの手がビクッと動いた。

ｿﾕﾝ『ごめんなさい…』

A『ソユンちゃんは悪いことなんてしてないから謝らなくていいよ』

振り向くとソユンちゃんの細い肩が悲しいほど震えている。

その肩を抱こうとした時だった。

『何やってるんだよ！』

声と同時に私は突き飛ばされた。

A『っ…』

突然の出来事に声も出ない。

見上げると顔がほとんど見えない大きなサングラスをした男がソユンちゃんの肩を抱いていた。

ｿﾕﾝ『オッパ！違う！オンニ！！大丈夫ですか！？ごめんなさい！』