promise (ページ16)

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A「やっぱりこれが一番好き！」

結論が出てからは早かった。

ソユンちゃんに連絡すると、今日から職人さんが作り始めるから早くて半月、遅くても1ヶ月で完成すると教えてくれた。

友美「そういえば仕事するの？」

A「うん！」

友美「どんな仕事？」

A「カフェでバイト！」

友美「へぇ。意外…」

A「って言うことで面接行ってくるね！」

友美「行ってらっしゃい。頑張ってね」

辿り着いたカフェはお洒落で若い女性客が多かった。

A『お忙しい時にすみません。面接をお願いしていました○○です』

『申し訳ございません…。オーナーが少し遅れるみたいで…10分程お待ちいただけますか？』

A『はい。では…あちらで待たせていただきますね』

いい香りがする店内。

センスの良い店内。

採用されなくても通いたくなるカフェだ｡:+((*´艸`))+:｡

『○○さんですか？』

洗練されたインテリアを一つ一つ見つめていたとき背後から声をかけられた。

振り向くと優しそうな笑顔の若い男性。

この人がオーナー？

A『はい。○○Aです。本日はお忙しい中、お時間をとっていただきありがとうございます』

『イドンファです。では、事務所の方でお話を伺いますね』

ドンファさんの後をついて行く時、数人のお客さんがヒソヒソと話していた。

オーナーのファンかな？

確かに格好いいし。

ﾄﾞﾝﾌｧ『事前に履歴書を拝見させていただきましたが…なぜ当店で働きたいんですか？』

A『雰囲気です』

ﾄﾞﾝﾌｧ『え？』

予想外の返答だったのかドンファさんは唖然としている。

A『お恥ずかしい話なんですが…この歳になるまで働いたことがないんです。子供の頃から、どんな所で働きたいか考えていましたが…なかなか働きたいと思える所に出会えなくて。でも、こちらのカフェの前を通った時に、ここだ！って思ってしまったんです』

ﾄﾞﾝﾌｧ『そ…そうですか…』

完全にひいてる…。

30歳目前で働いたことがないなんて変よね…。