Promise(I'll be) (ページ43)

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迷走中…【テクside】ページ43

【テクside】

次の日、仕事のために事務所へ行くと

『テク！！』

ミンジュンが俺を見つけてすごい勢いで飛んできた

『？おはよー。なんだよ？』

俺の肩をつかんで、揺らす

『テク！本当なのか？！大丈夫か！？』

『だから、なにが？』

ミンジュンが、俺の下半身を凝視する

『なに、見てんだよ』

隠すと

『……お前、女を抱けなくなってるんだろ？』

『………は？』

『噂がまわってるぞ。お前が、女を抱けないカラダになってるって……』

『はぁ！？』

………ナミだ。

『いや、そうじゃなくて……』

『彼女しか抱けないってことでしょ？』

いつの間にかクンが俺の横に立っていた

『え！？なんだ、お前！いつの間に彼女が出来てたんだ！』

ミンジュンが目を見開いてる

『………あぁ……いや……』

『それなのに、他の女の子と遊ぼうとしたのはなんで？』

クンが俺の顔を見る

『……やめようと思ったから……』

『やめる？』

クンとミンジュンが顔を見合わせる

『うまくいったんじゃなかったの？』

『………アイツにとって、俺ってなんなんだろうって……

……迷走中。』

『テク、アイツって誰だよ？クンは知ってるんだろ？
俺にも教えてくれよ！』

ミンジュンか目をキラキラさせている

『付き合ってたんじゃないの？』

ミンジュンを無視して、話を続けるクン

『……いや、なんていうか………』

『なに？カラダだけとかってことだったの？

でも、テクは彼女のこと本気だったじゃない』

『えぇ！？遊ばれてんのか！テク！！』

『………ちょっと、ミンジュン。静かにしてて』

クンに怒られて、シュンとしてるミンジュン

『………過去になんかあったみたいなんだよ。

向き合うのが怖いって……』

『だから、カラダだけ繋がったの？』

『………前に言ったろ？

よかったのか、よくなかったのかわからないって……

やっぱ、あのまま終わった方がよかったのかもしれない』

『……でも、テク。

彼女以外の女性を抱けないってことは、好きなんでしょ？』

『………どうしたらいいか、わからない…』

『テク……』