Promise(I'll be) (ページ33)

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向き合えないページ33

……なんか、コジャレたレストラン

テクは、いつもこんなところで、女の子を口説くのかな？

………着いたよってメッセージを送ると

お店の中からテクが出てきた

『こっち』

って、私の手を握るから

パッと離すと

もう一度私の手を迎えに来る

『……誰かに見られるよ？』

『気にするな』

って笑って私を引っ張って中へ入っていく

個室に入って、

私をイスに座らせて、

メニューを目の前に出す

『デザート、何でもいいぞ』

私の目の前に座って、すでに並べられている食事をモグモグ食べるテク

『………1人で食べきれるの？これ』

……すごい量

『余裕だ、余裕』

バクバク食べてる

『……ねぇ、テク。こうゆうのは、今日だけね？』

『ん？なんで？』

『………私たち、友だちじゃないから』

『じゃあ、恋人？』

『何言って……』

『ヤりたい時に呼ぶだけにしろってこと？』

『そうだよ。そう言ったじゃない』

『……１ヶ月、我慢したから、

もう、聞いていいか？

……お前はいったい、何をそんなに怖がってんだよ』

『………』

『そんなに、俺と向き合うのが怖いの？』

『…………』

『なんとか、言えよ』

怒ってるような、悲しんでいるようなテク

『………怖い』

『なんで？俺が、信じられない？』

『………テクが信じられないんじゃなくて……』

男なんて、信じたくない

………信じちゃ、いけない。

『……なんだよ？』

『………やっぱり、帰る』

立ち上がると

腕を掴まれる

『離して。』

『逃げんなよ。』

『離してよ！』

『離さない』

『もう！離してって言ってるでしょ！』

強く腕を振り払った私に

テクが驚いた顔をした

『……甘い言葉に騙されて、結局泣くのは、こっちなんだから。

それなら、カラダだけの方が楽じゃない！』

『……誰かに……なんか、されたの？』

『……言いたくない』

『……言えよ。誰にも話してないから、苦しいまんまなんじゃねーの？』

『この先、誰かに話したとしても、それは、テクじゃない。』

『俺が、全部受け止めてやるから。』

テクが立ち上がって、ぎゅっと私を抱きしめる

『……テク、離して』

『離さねーってば』

『じゃあ、もう会わない。2度と。』